トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS

UNIX/Linux Knowledge

このページの文章は現在鋭意作成中です

Cooperative Linux

http://www.colinux.org/

 以下に、coLinux で Windows 上に Linux の仮想環境を構築する方法をまとめてあります。

 ここでは v0.6.4 を使用しています。

インストール

ファイルのダウンロード

 SourceForge.net から以下のファイルをダウンロードしします。

  • coLinux-0.6.4.exe
  • Debian-3.0r0.ext3.1gb.bz2*1

 Debian-3.0r0.ext3.1gb.bz2 は bz2 形式という( Windows では)特殊な形式で圧縮されていますので、解凍するためのアプリケーションが必要です。当方では ExplzhLhaz を使用して解凍しました。

coLinux のインストール

 coLinux-0.6.4.exe を実行するとインストールが開始されます。インストール時は以下の二つだけオプションを指定しました。

  • coLinux
  • coLinux Virtual Ethernet Driver (TAP-Win32)

 当方では coLinux Bridge Ethernet はインストールしませんでした。使用したい場合はこのページの最後のリンク集にあるページなどを参考にして設定してください。

 また Debian GNU/Linux などのディスクイメージをインストールできるオプションがありますが、当方では何度やってもダウンロードできませんでした*2

 coLinux-0.6.4.exe のインストールが終了したら、インストールディレクトリに Debian-3.0r0.ext3.1gb.bz2 を展開します。ここまで終わってインストール作業は終了です。

設定

coLinux 起動設定

 coLinux のインストールが終了すると、Windows のスタートメニューの「接続」から「すべての接続を表示」させると、「ローカルエリア接続 2 」などという名前で、ネットワーク接続が追加されているはずです。これはインストール時に選択した coLinux Virtual Ethernet Driver (TAP-Win32) をインターフェイスとする接続です。このインターフェイスに対してアドレスを 192.168.0.1 に、ネットマスクを 255.255.255.0 に設定しておきます。接続名は例えば 「 TAP 」 など半角英文字で簡単なものに変更しておいてください。

 次に起動設定を記載した XMLファイルをインストールフォルダに作成します。インストールしたフォルダに default.colinux.xml と言うファイルがありますから、これをコピーして、例えば debian.colinux.xml として、これを編集します。以下は上記で新しく追加されたネットワーク接続名を TAP とした場合の設定です。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<colinux>
  <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\coLinux\Debian-3.0r2.ext3-mit-backports.1gb" enabled="true" />
  <bootparams>root=/dev/cobd0</bootparams>
  <initrd path="initrd.gz" />
  <image path="vmlinux" />
  <memory size="64" />
  <network index="0" type="tap" name="TAP" />
</colinux>

 この設定ファイルの改行コードは、一般的な Windows のテキストファイルで使われる CR+LF にすると coLinux 自身の動作が不安定になることがあります。必ず改行コードは LF だけにするようにしてください

 次に上記の XML ファイルを使用して起動するためのショートカットを作成します。colinux-daemon.exe のショートカットを作成して、そのプロパティーを開き、リンク先を以下のように編集します。

"C:\coLinux\colinux-daemon.exe" -c debian.colinux.xml -t nt

(上記は C:\coLinux にインストールしたときの例です)

 上記で作成したショートカットをダブルクリックすると coLinux が起動します。

 コンソールからのログインは初期状態で、ユーザ名 root 、パスワードも root でログインでき、coLinux 自身の IP アドレスは 192.168.0.40/24 で動作しています。

 またホスト側の実ネットワークインターフェイス(例えば「ローカルエリア接続」など)でインターネット接続の共有を設定をすると、上記の設定で coLinux からもインターネットへのアクセスが可能になります。

キーマップの変更

 ほとんどのユーザがそうだと思いますが、日本語のキーボードで coLinux を使う場合、コンソールが英語キーボードのキーマップになっていますのでこれを変更しておく方がよいでしょう *3

 キーマップの変更は以下のコマンドを実行して行います。

dpkg-reconfigure console-data

 うまく切り替わらない場合は console-common, console-data などのパッケージをインストールしてください。

Debian GNU/Linux の設定

 ネットワークアドレス設定や、ロケール、タイムゾーンの設定のみならず、ディストリビューションアップデートに関しても、基本的に通常の Debian GNU/Linux と何ら変わるところはありません。

 Debian GNU/Linux に関するこれらの設定は、こちら のページをご覧ください。

ディスク領域の拡張

 SourceForge.net からダウンロードしてきた Debian GNU/Linux のイメージは容量的に 1GB しかありませんし、初期設定ではスワップ領域もありません。

 「スワップ領域が必要」「より広いディスク領域が欲しい」どちらにしてもディスクイメージを作成して追加する必要があります。

ディスクイメージの作成

 ディスクイメージの作成は UNIX 系のコマンド dd を使って単一ファイルを作成します。基本的にできあがるファイルは圧縮すると極端に小さくなるので、KNOPPIX などを使用して作成し、圧縮したものをフラッシュメモリで移動する方法が簡単です。ちなみに当方では Debian 化した玄箱 Pro を使用して作成したものをファイル転送しました。

 以下は 2GB のディスクイメージの作成例です。of の引数が出力ファイル名、 count の値が MB 単位の容量です。

dd if=/dev/zero of=2gb.img bs=1M count=2048

 上記の例を参考にして、スワップ用、領域拡張用など用途に応じて必要なサイズのディスクイメージを作成してください。

スワップ領域の設定

ディスクイメージのコピー

 コピー元を /mnt/src にマウントし、 /mnt/dst にコピー先のディスクイメージをマウントします。この状態で /mnt/src ディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。

tar cvpf - . | ( cd /mnt/dist; tar xvpf -)

各種のアプリケーションのインストール

vi のインストール

 上記で紹介した Debian GNU/Linux のイメージには最低限の環境しか含まれておらず、vi エディタすら入ってもません。環境を構築していく上で、エディタくらいはほしいので、 vi くらいはインストールしておきましょう。

apt-get install nvi

emacs のインストール

 vi なんて硬派なものは使えない!と言う方は emacs でお気楽に :)

apt-get install emacs21

→ その他のアプリケーションの(パッケージ)インストールについては、基本的に通常の Debian GNU/Linux と何も変わらないので、こちら もご覧ください。

GUI 環境の設定

 coLinux インストール直後はコマンドインターフェイスしか使えませんが、 VNC 経由で GUI 環境を構築することも可能です。

 ここでは GNOME で環境を整備する方法をまとめます。

パッケージの追加

 まずは種々のパッケージとフォントを追加します。

apt-get update
apt-get install x-window-system xvfb gnome vncserver
apt-get install ttf-sazanami* ttf-freefont xfonts-a12k12 xfonts-ayu xfonts-efont-unicode xfonts-intl-japanese*
update-rc.d -f xdm remove

 次にログインマネージャーとして xdm を起動すると Windows XP ごと落ちるそうですので、最後の update-rc.d -f xdm remove は必ず実行してください。

ログインマネージャーの設定変更

 次に以下のファイルを編集してログインマネージャー gdm の設定を行います。 

/etc/X11/gdm/gdm.conf の変更

:(略)
[daemon]
:(略)
KillInitClients=true
:(略)
StandardXServer=/usr/bin/X11/Xvfb
:(略)
VTAllocation=false
:(略)
[xdmcp]
Enable=true
:(略)
[servers]
#0=Standard
:(略)
[server-Standard]
command=/usr/bin/X11/Xvfb
:(略)

VNC の inetd からの起動設定

 最後に inetd 経由で VNC Server が起動するように設定を行います。

  • /etc/services

 /etc/services に以下の一行を追加します。

vnc 5950/tcp
  • /etc/inetd.conf

 /etc/inetd.conf に以下の一行を追加します。

vnc stream tcp nowait nobody /usr/bin/Xvnc Xvnc -inetd -query localhost -once -geometry 800x600 -depth 24
( 800x600 24bit カラーの場合の設定)

リンク集



*1 Debian GNU/Linux のディスクイメージです。ここではこれを使用しますが、FedoraGentoo のディスクイメージもありこれを使用することもできます。
*2 ディスクイメージは SourceForge.net からダウンロードできるので問題はありません。
*3 のちのち SSH などを動かして VT 互換端末からアクセスしてしまえば関係ないですが…

© 2004-2011 Ellinikonblue.com All Rights Reserved.