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夢は夢のまま終わらせない…

愚者の論理

[ コラム ]

「 マイクロソフトやヤフーら 5 社、“青少年ネット規制法案”に反対表明」 ~「法規制は一番最後に来るべきもの」保護者向けの自主活動を開始 ( INTERNET Watch より)

 反対するのももっともです。
 例えばですが、悪質な詐欺を目的としたチラシが配られたとしましょう。 この手の犯罪を取り締まる場合、通常、
  • チラシを作成、詐欺を行っている個人、もしくはグループを検挙する
  • チラシにだまされないよう注意喚起を行う
と言うのが、対策としてはごくまっとうだと思われます。
 なぜインターネットでは「チラシを見せないようにしよう」というロジックになるのでしょう? とんちんかんもいいところです。

 上記の論理で普通に考えると、まずは青少年に害を及ぼすコンテンツを作成して公開している 個人、もしくはグループの検挙にまずは力を入れることが第一でしょう? P2P アプリで著作権侵害を顧みずコンテンツを垂れ流ししている個人の特定には、 そのアプリケーションの技術革新性など無関係に、 また国民の血税に糸目も付けず根こそぎつるし上げる割には、 ずいぶん手ぬるいような気がします。
 またこういうコンテンツに対して、真偽、善悪の区別がつかないような 教育をしていることにもそもそも問題があるとは考えないのでしょうか? この話に限ったことではないですが、 日本の教育は「くさいものには蓋をする」傾向にありますが、 真偽、善悪の区別とは、真なるもの、善なるものだけを知って、 その対を悟ることには限界があります。 青少年が健全に育っていくために本当に大事なことは、 偽なるもの、悪なるものを見ずに育っていくことではなく、 それを見て「偽」「悪」を判断する力を身につけさせることでしょう。

「理想論だ」と言われるかもしれませんが、 その理想論をはじめからあきらめて、安易な妥協案だけをしかも自分たちの責任を回避して、 他者に押しつけるようなどとするこの法案は、 まさに「愚者の論理」と言わざる得ないでしょう。

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Apr 29, 2008 at 12:22

違法サイトからのダウンロード違法化に反対します

[ コラム ]

「 『ダウンロード違法化に反対』新団体 MIAU 設立で協力呼びかけ」INTERNET Watch より)
「 もはや人ごとではない―― MIAU に込めた想い」ITmedia より)

 上記の小寺信良 氏のコラムにあった以下の文章には強い共感を覚えました。
 最後にこの組織を立ち上げた、私的でストイックな理由のほうもお話ししておこう。 それは、子供たちのことだ。親の立場としては、誰でも自分の子供に、 こんなことを教えているはずだ。

争いをしないこと。

みんなで分け合うこと。

欲張らないこと。

誰かをだまさないこと。

他人を尊重すること。

 だが実際はどうだ。人は権限を持つと、横暴でよくばりで嘘つきになる。 うちの子供は親に似て、単純でバカみたいな正義感をモロに受け継いでしまった。 そんな子供が社会に出たときに、 「父ちゃんハナシが全然違うよぉ……」とガッカリされるのがイヤなのだ。
 一個人で理論武装して反論できるほど、著作権周りの法律に詳しいわけではありません。
 ですが、当方 Ellinikonblue を冠するサイト群は、現時点で MIAU が掲げる以下の当面の目標
  1. 違法サイトからのコンテンツダウンロード違法化への反対
  2. コピーワンス及びダビング 10 技術の採用に対する反対
  3. 著作権の保護期間延長に対する反対
の三つに対して全面的に支持します。

 私はまだ人の親でもないですし、 一点もやましいところなどない人生を歩んできた人間でもないですし、 他人に誇れる正義感があるわけでもありません。 しかしできうることならば、今の子供たち、未来の子供たちにまで嘘をつきたくはありません。
 こんな片隅のブログで何を書いても、何の力にもなりはしませんが、 それでも一個人としてごく一部の権利者の利益を守るためだけの短絡的な法整備には断固反対します。

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Oct 25, 2007 at 00:31

初音ミクはサブカルチャーを脱することはできるのか?

[ コラム ]

「 ロックもポップスも『ちゃんとした音』で “マニアお断り”オーディオイベント」
「 TBS 『アッコにおまかせ』の初音ミク特集に批判相次ぐ」
(以上、 ITmedia より)

 上記二つの出来事は、世間的に(その表現が適切かどうかはひとまずおいといて) 「マニア」とか「オタク」とか称される所謂サブカルチャーの性質が 端的に表れた例のように思います。

 全く個人的な定義だと思っていますが「マニア」とは、 ある特定分野に特化して、ある方向性に道を極めた専門家、 しかも、プロフェッショナルではなくその知識を披露することに対価を求めない ハイアマチュア層を指す言葉だと思っていて、 今風にいうとその分野のある意味オープンな知識人であると考えています。
 その専門知識とは全体から見ると「ニッチ」な知識であることがふつうで、 その知識を有するグループそのものが小さいことがほとんどですから、 強弱は人にもよると思うのですが、知識レベルの閾値を低くしたり、定義や方向性がぶれることを むやみにはよしとしないある種の攻撃性を持っています。 これはその知識の純度を少人数で維持するためには、ある程度は仕方のないことです。

 こういう攻撃性というのは、その集団が自身の存在を脅かされるときにも 当然のことながら発揮されるということは容易に想像できますし、 逆にその攻撃性故に自分自身の存在を脅かしていると気づけば、 それを改善しようとすることは至極自然です。
 一方で、マスコミと言うカルチャーの中でも、 TV マスコミというのはサブカルチャーですから、 当然のことなら類似した攻撃性を持っていて、しかもその攻撃性を顕示することが 一つの存在意義だと思っている節がありますから、致し方ないとは言いませんが、 注目さえされればそれでいいと思っている相手に本気になるだけ無駄というか、 相手を喜ばせるだけという気がします。

 サブカルチャーというものは得てして互いに相容れないものですから、 互いに攻撃性をぶつけ合うのではなく、 相手の攻撃性を受け流す器を持てるかが、 「サブ」という冠を捨て一般的なカルチャーとなれるかの分かれ目ではないでしょうか。
VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU
( クリプトン・フューチャー・メディア )
¥ 13,386
…うう、理系の頭に文化論はきつい orz
 ぶっちゃけ好きだな、人がどう思おうがどう言おうが一つのことに 夢中になれる何かを持ってると言う人が。。。 それが音楽というのなら、仲良くなれそうです (^^)

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Oct 15, 2007 at 23:56

盗まれた色

[ コラム ]

 大学生活の終わり頃から社会に出て間もない頃、 たぶん私の人生の中で失敗ばかりしながら、 一番がむしゃらに走っていた頃のように思います。 その頃、彼女の歌声は、私の生活の中に当たり前のようにあって、 日々を彩ってくれていたような気がします。
 彼女の悲報は、今の私にとって一番色鮮やかなアルバムのページを 盗まれたような思いにさせました。

 私は彼女の熱烈なファンというわけではないですが、 そんな私でも許されるならば、彼女の冥福をお祈りしたいと思います。
 どうぞ安らかに…ありがとうございました。

「 ZARD の坂井泉水さん転落死 脳挫傷で」iza より)

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May 30, 2007 at 00:25

進化の仕方ではなく固定観念の問題ではないかと…

[ コラム ]

「 携帯の愚を再現?日本のIT業界はガラパゴスか」iza より)

 日本のいびつな携帯文化を「愚」と言い切っていることは痛快ですが、 すべてが「愚」と言い切るのは、一応世界から「携帯先進国」と 評価されている事実からすれば言い過ぎかなとは思います。 しかし、全体的に正常な進化ではないことは常々事実だと思っていますし、 それを「ガラバゴス島進化」とは言い得て妙でしょう。
IT競争力のある国を見ると、軍事技術と二人三脚のイスラエル、 小国ゆえ背水の陣のアイルランド、人海戦術の中国、 CMMIレベル5・低コスト・英語圏のインド-など、 いずれも特化を極めた国ばかりだ。
 しかし、上記に列挙されている国々も決して、 特殊ではない環境の元に育ってきているとは言い難いように思います。
 中東という政情不安定な地域にあって、国家予算が軍事に集中するイスラエル、 世界一の人口と安い人件費が元に人海戦術が採れる中国、インド、 同じ人海戦術を採る上で差別化ポイントとして 高い CMMI や英語圏という条件がインドには加わるだけのように思います。 いずれも「ガラバゴス島進化」と言えなくはないでしょう。
 日本が妙なのは国際的価値を無視した法制度が結びついていることが問題であって、 決して技術的に IT 競争力がないとは思いません。
ずば抜けてこそいないが「平均的な優秀さ」と「仕事の緻密さ」を持つ日本。 若いエンジニアは、視点を変えれば、いくらでも国際競争力を高めることができることに気付いて、 マクロな視点で仕事に励んでほしい。 ITは、国境を越えやすく淘汰(とうた)されやすいが、得意分野さえ極めれば何も怖くない。
 結局帰結するところは、ガラバゴス島進化であったとしても、 もっとも大事なことは島の外に出て順応できるかと言うこと。 また島の外での戦い方を心得ているかと言うこと。
 それは IT 業界に限ったことではありません。 ではいったい根本的な問題は何かというと、 「国際感覚=外国語がしゃべれること」と勘違いしている 日本人の固定観念ではないかと思うのです。

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May 27, 2007 at 00:20

Vista の向こう

[ コラム ]

「 MS 、 Windows Vista と 2007 Office 一般発売に向けた発表会を開催」Broadband Watch より)

 いよいよ Vista の発売が 今月末に迫り、マイクロソフト による発表会が開催され、その場で各メーカからも搭載 PC の発表もありました。
 Vista の登場によって、 次のイノベーションが起こる。そう期待するのは マイクロソフト だけでは ないようですが、個人的にはデジャヴと言うか、 何か違和感のようなものを感じます。

 おそらくVista の登場によって、 その善し悪しにかかわらずイノベーションは起こるでしょう。 PC は Vista が 快適に動作するに必要な性能を目指して進化を続けるでしょう。 そうして性能対価格は低下を続け、例え昨日まで PC を さわったこともないような人でも、今日 PC で出来るようなことは 難なくこなす PC が手に入るようになるでしょう。
 しかし、近い将来、やっぱり言ってることは、 もっと広い帯域が必要だ、コンテンツはどこだ、 法的整備はまだかと、次のイノベーションを探しているような気がします。

 もうそろそろイノベーションをテクノロジに求めるのはやめにしませんか?

 かく言う私も、コンピュータを始めた頃とは、 比べるべくもないすばらしい環境を現在、手にしています。 それでいて、それを使って何も創り出せてはいません。
 今、本当に必要なのは人間自身が次のステージに進化すること、 自分自身を見て、そう思えて仕方がありません。

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Jan 15, 2007 at 22:59

真を写す

[ コラム ]

「 フォトレポート:出回り続ける修正写真の数々」CNET Japan より)

 現実問題として、コンパクト機においてはほとんどデジタルが席巻し、 一眼レフに至っても、老舗メーカーすら次々と撤退する現状を鑑みても、 デジタルカメラというデバイスが、今後も銀塩カメラを置き換えていくことを 否定する人はいないでしょう。
 私自身もこの潮流を否定する気はないのですが、漠然とではありますが、 ぬぐいきれない不安は感じます。

 銀塩と違って、デジタルカメラであれば撮ってすぐに作品を閲覧できます。 多少の設定ミスや、画角などはあとで修正することもできます。 色味も自分の好みに合わせることも出来ますし、 極端な話、都合の悪いものは消してしまうことすら出来ます。
 しかし、本来、カメラというデバイスを使って行う「真を写す」と言う行為から 逸脱しているような気がしてならないです。

 銀塩でも撮ったものに対してある程度手を加えることは出来ます。 また合成などという技術があるように、現実にない絵を作り出すことも出来ます。 しかし、それが作り出された「偽」か、写し取った「真」かを見分ける技術というものも ある程度確立されていています。
 ところが、デジタルカメラで撮ったデータというものは、 突き詰めていくと CCD が読み込んだ RGB のビット列であって、 日々進化していくグラフィック技術を持ってすれば、 いつかは誰も看破できない「偽」を作り出せてしまうでしょう。
 デジタルカメラを扱う雑誌などにも、 レタッチ技術などを紹介する記事が当たり前のようにあります。
 デジタルカメラというデバイスが単に美術的なグラフィックスを 創り出すための道具と言うことならそれでもよいのでしょうが、 真実を伝えるため伝達手段としての側面において、 カメラというデバイスはいつまで「真を写す」デバイスであり続けられるのでしょうか?
 この疑問に明確な回答が得られない限り、 私の感じる不安はぬぐい去られることはない気がします。

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Nov 02, 2006 at 00:05

いかがなものだろう?

[ コラム ]

 一人の青年が起業した会社は、合併・買収を繰り返して瞬く間に資産規模を拡大し、 とうとう放送事業を業とする巨大企業に敵対的買収を仕掛けるほど大きくなった。
 結局、この買収は完全には成功しなかったが和解し、 今後事業で提携していくことを約束し、確かお互い堅く握手をかわすという会見の 一シーンを見たような気がする。
 ところが青年の会社は、その成長を支えた合併・買収の資金を集めるために、 法に背いたという疑いをかけられ逮捕された。 そして青年は社長の座を退き、その企業の株は この国の株式市場全体を大混乱させるほどの勢いで下落した。
 途端どうだ?
 疑いがかかった時点で既に罪状が確定したかのような報道を特番まで組んで行い、 関連会社である新聞社が発行する次の日の新聞はスポーツ紙に至るまで一面である。  確かに法の目を盗むような真似をする倫理観は問題外だが、 例え一度でも笑顔で握手をかわした相手の倒れた隙をついて、 袋叩きにする倫理観もいかがなものだろう?

 事実関係が完全に明らかになっていない段階での倫理観問題はさておくとしても、 かの青年が株式市場で自社の時価総額を拡大し、得た資金で対象となる企業の株を買い占め、 合併・買収を繰り返す経営を「マネーゲームだ」と買収されかけた某メディア企業は揶揄したこともあるが、 彼が倒れた途端、提携の一環として引き受けた青年の会社の株式の含み損が拡大したから、 提携を一方的に破棄して損害賠償を申し立てるなどと言う話を耳にした。
 株の売買で資金を運用することがマネーゲームなら、 「株の含み損」を理由に損害を訴えるのも、立派なマネーゲーム中のかけひきだと感じるが、 いかがなものだろう?

 少々話が具体的になりすぎて、固有名詞を挙げない意味が薄れてきたので、 この事件で感じたもう少々一般論的な話に戻してみる。
「最近の若者は上昇志向が乏しい」と言われる。
 しかし、かの青年は上昇志向を持って起業し、倒れかけるだけで社会をゆるがすほどの 会社をつくり上げたことは、まさに上昇志向を生み出す向上心の賜物とは言えないだろうか?
「競争社会」などと言う金看板を掲げ、株式などと言う武器を用意だけして、 それを使わないことを「慎ましさ」などと言う麗句で飾って戦っているように装っている。 その上でやる気があるなら上がってこいと言う。
 そのセリフに煽られてリングに上がろうとすると、 もう寿命がつきるまで使いきれないほどの資産を持ちながら、 一般企業の社員であればとうに定年退職に追い込まれているような齢で、 政に口を出し、天から下ったり、CEO などと名乗りながら経営責任には知らぬ顔を平然とする方々に、 寄ってたかって大人気なく容赦なしに叩きのめされる。 かの青年のように、リング上の武器に手を出そうものなら、 異端か卑怯者扱いである。
 この国で煽られる「上昇志向」とはこういうことを言っているように思う。
「出る杭は打たれる」と言われればそれまでだが、それにしても、 このような方々に打たれる杭になっても仕方ないなどと悟れる志向は、 上昇志向ではなく単なるマゾヒズムだと思う。 いかがなものだろう?

「偏った見方だ」
 確かにそうかもしれない。否定する気はまるでない。
 しかし、最後に一言だけ言わせてもらうなら、 ある程度興味を持ってアンテナを高くしても、このような偏った意見しか出せないほどの 報道しか聞けないのだ。もし報道に携わる方が「偏った意見だ」というのなら、 下々の一市民にはその程度しか情報が伝わってないのだ。 そう考えていただきたいものだが、いかがなものだろう?

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Feb 12, 2006 at 14:41

THE PERFECT IMPACT

[ コラム ]

 シンザンを知る人は言う。「シンザンは強かった…」
 僕はシンザンを知らない。
 ルドルフを知る人は言う。「ルドルフは強かった…」
 僕はルドルフを知らない。

 今までずっと羨ましかった。
 僕が知る唯一の三冠馬はナリタブライアンだった。
 ナリタブライアンは強かった。 しかし、そのころ競馬に興味を持ち始めたばかりの僕には、 他人に語れるほど、ナリタブライアンの「強さ」のことは分からなかった。

 圧倒的な力で春の二冠を制したサラブレッドの三冠達成を目撃するために、 京都競馬場に集まった観衆は 13 万 6701 人。 大観衆などと言う言葉が陳腐になるほどの目撃者を前にして、 二冠馬ディープインパクトは、これまでのレースでは見せたこともないような すばらしいスタートを切った。
 しかし、これが凶と出る。
 前に馬を置くことができずにディープインパクトはどんどん加速していく。 鞍上 武 豊 騎手は必死になって手綱をひくが、お構いなしにどんどん前へ前へと進出していく。
 一周目、メインスタンド前まで来ても、鞍上が引く手綱に逆らうように ディープインパクトは口を割って走っていた。 やっとメインスタンド前の直線の出口付近になって、 ディープインパクトは鞍上と折り合った。 しかし、そこはいつもの定位置ではない、隊列の三分どころ、ずいぶんと前だった。
 常識的に 3000m という長丁場のレースにおいて、 折り合えずスタミナをロスしていくことは最後の最後に致命傷になる。 このことがゴール前で、どのような結果をもたらすか…そのことが頭によぎり続け、 辺りの音を消していった。
 レースは淡々と進む。二周目の坂に向かって長かった隊列を徐々にではあるが縮めていき、 坂の頂上にさしかかって下りに向かうと、更にその度合いを早めていった。
 最終コーナー手前、ディープインパクトが動いた。
 馬任せで上がっていき、ディープインパクトを取り囲んでいた集団の先頭に外から並んでいった。 しかし、本当の先頭はまだ五馬身以上先にいた。 ディープインパクトが最後の直線に入って、悠然とまっすぐゴールを向いた。 本当にゆっくりと、一寸の無駄もなく最短距離でゴール板まで 突き抜けるために確認しているかのようだった。
 前半かかっていたシーンが頭をよぎる…「遅い!」…のど元までその言葉が出かかった。
 単独先頭で直線を駆け上がっていたアドマイヤジャパンとの差は、 通常であれば致命的な差であった。事実、他の馬は届かなかった。
 しかし…「時代が悪かった」…アドマイヤジャパン陣営が 後に残したコメントがすべてを物語る。
 競馬を始めてもっとも長い 20 数秒だった。 京都の直線がこれほど長く、これほど静かだったことはこれまでなかった。

 勝ちタイム 3'04"6 、上がり 3F 33.3 秒。
 七戦全勝、史上二頭目無敗三冠達成…一点の曇りも、 無論傷などあるはずもない…パーフェクトクラウンを戴いたサラブレッドの名は 「ディープインパクト」

 今までずっと羨ましかった…でもこれからは違う。
 「ディープは強かった…」
 何年経っても、きっとそう自信を持って言えると思える。
Turf Watch より)

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Oct 24, 2005 at 20:41

コーラ好きの起源

[ コラム ]

 ごく私的な話で恐縮ですが、私は自他共に認める 「コーラ好き」 です。
 基本的に日本食であろうが、洋食であろうが中華であろうが、 出されればコーラを飲みます。できれば Diet がいいです。
 そんな私からのおすすめは、コンビニで売っている小割そばとの組み合わせ。 あのコンビニそば独特の粉っぽさを、コーラがすっきり消してくれます。

 いやいや、そんな B 級グルメ話ではなく (^^;> 、 このエントリは街でこんなものを見つけましたというお話。
Image:20050807ILoveCocaCola.jpg
 そもそもなぜ私がこんなにコーラ好きかを考えると、 幼少の頃、(コーラを飲むと骨や歯が溶けるとかいう) 偏った健康主義を実践していた親に飲ませてもらえずに、 中学になって家族と行動をともにすることが少なくなって、 自分の小遣いで飲み食いすることが多くなったときに、 押さえつけられていたものが爆発したというのが主原因だとは思います。
 しかし、中学生になる以前にも、親の目を盗みながらコーラを飲むことがあったんです。 それがこのヨーヨーブームのとき。
 そりゃもうコーラを飲んで王冠の裏をめくるくじで当てないともらえない、 銀色のラメの入ったプレミアヨーヨー欲しさに、 少ない小遣い集めて飲みましたよ。飲みまくりました。
 勿論、市販されていたコーラのロゴの入ったヨーヨーも買いました。 それもノーマルのやつではなく、糸が入っていく部分が広がっている ちょっと高い「プロフェッショナルヨーヨー」ってやつ(確か…)を無理して。
 そうやって親の目盗んで飲んだものの味って刷り込まれるんですかねぇ。。。 暫しして中学になってコーラ好きが決定づけられる、 これが伏線となったように思います。
# 結局、最終的には銀ラメのやつも当てました (^^)v

 こんなに歳くって、街中であのころ大事にしていたヨーヨーが、 復刻版のボトル一本(はっきり言ってこっちはどうでもいい)とで 280 円なんて言ったら、 いい大人でも買いますって。。。(たぶん (^-^;> )
 商売がうまいなぁ…

 で、開けてみたらファンタでもスプライトでもなく コーラのロゴの入った真っ赤なヨーヨーでした。 すごい嬉しかった。
Image:20050807ILoveCocaColaB.jpg
 皆さんにもこんな他人から見るとくだらないと思える ほんの小さな思い出ってありますよね(^-^)

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Aug 20, 2005 at 22:10

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