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UNIX/Linux Knowledge

Debian GNU/Linux

http://www.debian.org/
http://www.debian.or.jp/

 構成する基本ツールのほとんどが GNU に由来し、膨大な数のパッケージが提供され、またサポートするプラットフォームも数多いディストリビューションです。このため Buffalo 製の NAS 製品である LinkStation玄人志向 製の NAS キット 玄箱 などを Linux BOX 化する(詳細は こちら )ハッキングなどに使用されます。

 また派生するディストリビューションも非常に多いのが特徴です。最も有名な 1CD Linux の一つである KNOPPIX や、完成度の高いデスクトップ環境が評判の Ubuntu Linux もこの Debian GNU/Linux をベースにしています。

基本的な設定の方法

IP アドレスの設定

 /etc/network/interfaces を編集します。

DHCP クライアントとする場合:

auto lo eth0
iface lo inet loopback
iface eth0 inet dhcp

静的にアドレスを付与する場合:

auto lo eth0
iface eth0 inet static
  address   192.168.1.10
  network   192,168.1.0
  netmask   255.255.255.0
  broadcast 192.168.1.255
  gateway   192.168.1.1

 静的にアドレスを付与する場合の設定は最低限 address/netmask/gateway があればよいようですが、一応一通りのネットワーク設定は与えてやる方法を知っていた方がよいように思います。

タイムゾーンの設定

 以下のコマンドを実行します。

tzconfig

「 Asia 」を選択し、都市名を入力するところで「 Tokyo 」を入力します。

ロケールの設定

apt-get install locales

必要に応じて

apt-get install util-linux-locales liblocale-gettext-perl

などもインストールしておくのもいいかもしれません。

 設定では

  • en_US ISO-8859-1
  • en_US.UTF-8
  • ja_JP.EUC-JP
  • ja_JP.UTF-8

を選択して、システムデフォルトはコンソールなどでの文字化けを考慮して「 None 」を選んでおくといいでしょう。

 再度、ロケールの設定を行う場合には以下のコマンドを実行します。

dpkg-reconfigure locales

パッケージのインストール

apt 設定*1

 apt パッケージ管理システムを使用する前に、パッケージ取得先としてレスポンスのよいサーバを選択して、これに変更します。

 まずはレスポンスのよいサーバを、以下のコマンドを実行して探します。

wget http://www.debian.or.jp/debian-ftp-mirrors-jp
netselect -vv `cat debian-ftp-mirrors-jp`

 上記のコマンドを実行すると、その結果の最後に最も結果の良かったホストのスコアとホスト名が表示されます。

 上の結果、もっともレスポンスのよかったサーバが ftp://ring.asahi-net.or.jp/ だったとすると /etc/apt/sources.list を以下のように書き換えます*2

deb ftp://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/debian/debian/ stable main contrib
deb ftp://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/debian/debian-non-US/ stable/non-US main contrib

deb-src ftp://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/debian/debian/ stable main contrib
deb-src ftp://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/debian/debian-non-US/ stable/non-US main contrib

deb http://security.debian.org/ stable/updates main

 以上の作業を完了し、 apt-get update を行うとパッケージ情報の取得、パッケージのダウンロードを設定しサーバから行うようになります。

公開鍵の設定

 4.0(etch) 以降、apt-get でパッケージインストールする際に公開鍵の設定が必要になります。

 例えば、apt-get update を実行した際、以下のようなメッセージが出力されたとします。

W: GPG error: ftp://ftp.dti.ad.jp stable/non-US Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY F1D53D8C4F368D5D

 この際、以下のコマンドを実行します。

gpg --keyserver pgp.mit.edu --recv-keys F1D53D8C4F368D5D

 上のコマンドを実行すると、以下のようなメッセージが出力されます。

:(略)
gpg: requesting key 4F368D5D from hkp server pgp.mit.edu
:(略)

 上記のメッセージを確認して、キーを登録します。

gpg --armor --export 4F368D5D | apt-key add -

 以上で、公開鍵の登録は終了です。

インストール済パッケージのアップデート

 以下のコマンドを実行すると、現在使用しているパッケージを最新版に更新できます。

apt-get update
apt-get upgrade

最新リリースへの更新

 3.0(Woody) から 3.1(Sarge) への更新など、最新リリースへの更新の場合は以下のコマンド実行します。

apt-get update
apt-get dist-upgrade

インストール済パッケージ一覧の取得

 すでにインストールしているパッケージの一覧を取得したい場合は、以下のコマンドを入力します。

dkpg -l

サービスの停止、自動起動の設定

 各種サービスは /etc/init.d ディレクトリ以下にあるスクリプトに start (起動)、stop (停止)、 restart (再起動)などの引数をつけて実行します。

 例えば、dhcp サービス を停止したい場合などは以下のようにコマンドを実行します*3

/etc/init.d/dhcp stop

 新しいサービスをパッケージインストールすると通常、自動起動するよう設定されます。CentOS などの場合は chkconfig と言う便利なコマンドがありますが、Debian GNU/Linux ではサービスの自動起動の設定に関して update-rc.d を使用します。

 例えば、dhcp サービス を自動起動したい場合、自動起動の設定を解除したい場合は以下のようにコマンドを実行します*4

自動起動を設定する場合

update-rc.d -f dhcp defaults

自動起動の設定を解除する場合

update-rc.d -f dhcp remove

各種アプリケーションのインストール

(セルフ)コンパイル環境のインストール

apt-get install gcc make libc6-dev

トラブルシューティング

man ページを表示させようとすると invalid charset name で停止する

 日本語文字セットに対応していない less を使用していると発生します。 対策としては、まずロケールを設定して jless をインストールします。 jless は以下のコマンドを実行してインストールします。

apt-get install jless

 次に環境変数 PAGER として jless を設定します。 .bashrc*5ファイルなどに以下の行を追加しておけばよいでしょう。

export PAGER=jless

新しいネットワークインターフェイスが eth0 にならない

 例えばネットワーク I/F を交換したり、仮想環境などで割り当てられるネットワーク I/F の MAC アドレスが変わってしまったりしたときに、新しいネットワーク I/F に eth0 にならずに eth1 などになってしまう場合があります。

 これは Debian GNU/Linux 4.0(etch)より udev というデバイスマネージャーが採用されているためで、eth0 などのネットワークデバイス名を割り当てる際、 MAC アドレスも記録してしまうためで、これを変更してやる必要があります。

 udev によって割り当てられたデバイス名は /etc/udev/rules.d ディレクトリ以下の 70-persistent-net.rules*6 に以下のような記載があります。

# PCI device 0x1022:0x2000 (pcnet32)
SUBSYSTEM=="net", ACTION=="add", DRIVERS=="?*", ATTR{address}=="00:11:22:33:44:55", ATTR{dev_id}=="0x0", ATTR{type}=="1", KERNEL=="eth*", NAME="eth0"

 複数記載されている場合がありますので、これを修正し必要な MAC アドレスの分を残して、デバイス名( NAME の部分)を自由に割り当て直すことができます。

リンク集



*1 以下の設定を自動で行う netselect-apt というスクリプトが最近の netselect パッケージには含まれているようです
*2 最後の一行はセキュリティーアップデート用ですので、セキュリティー上、急を要するものが配布される場合のために付加しておいた方がよいと思われます
*3 root 権限で実行します
*4 これらも root 権限で実行します
*5 シェルが bash の場合
*6 Debian GNU/Linux 5.0(lenny) の場合

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