
キーボードもワイヤレスに移行し、ここ 1 年半くらい Keychron K3 Version 2 を使っていたのですが、普段、16,000 円前後で売っているロジクールの MX KEYS mini KX700 が Amazon.co.jp で 13,000 円台で売っていたタイミングで、とうとう購入に踏み切ってしまいました。
どうしても我慢できなかった Keychron K3 Version 2 の問題点
最初に断っておきますが、Keychron K3 Version 2 はハードウェアとしては、よくできていました。
買ったときから気になっていた一直線に並んでいるカーソルキーにはすぐ慣れましたし、リターンキーの右側にキーが並んでいるのもいやだったのですが、それほど気にはなりませんでした。
何よりロープロファイルのメカニカルキーは、普段、MacBook Air などクラムシェルノートを使い慣れている体には超快適でした。
ただストレスを感じ始めた理由の最初の一つは、del キーの横にあるバックライトの設定を変えるキー。キーボードにバックライトがあるのはいいが、そんなにキラキラする必要はないと考える人なので、叩いたキーだけ光る超控えめな設定にしているのですが、このバックライトのキーを del キーやバックスペースと間違って叩いてしまったとき、これを戻すために何十回とこのキーを叩かなければなりません。こんなキー、独立してる必要ある?
ただこのストレスは我慢できないほどのものではなく、最大のストレスは Bluetooth 接続が安定しないことでした。
いつまで経っても安定しない Windows の Bluetooth スタック
Windows 10 と 11 へ Bluetooth 接続して Keychron K3 Version 2 を使用していましたが、とにかく、キーが入力されない、押下したキーがそのままロックする、スリープから復帰したときに再接続に失敗すると言う現象が、頻繁ではないにしろ、結構、おきます。
特に押下したキーがそのままロックして、連続で入力されるトラブルは最悪。ストレスが一気に増大します。また頻繁に起これば、すぐにでもお払い箱なんです。たまにしか起こらないので、我慢していたのですが、ついに限界が来ました。
ただこれ、Keychron K3 Version 2 に限ったことではないんですよね…
常用では Windows でしか Bluetooth 接続でキーボードを使ったことがないのですが、Keychron K3 Version 2 に限らず、他のキーボードでも、Bluetooth の接続性が Mac や iPad 、Android で、気になったことは過去ありません。逆に Windows は 7 のときから Bluetooth 接続を試したことがあるのですが、Windows 11 になった今でも、ほとんど接続安定性に向上は見られません。
個人的にマウスの Bluetooth 接続では気になったことはないのですが、そんなシビアな反応を求めるような使い方はしておらず、おそらくゲーマーの方が Bluetooth 接続を避けるのは、やはりそういうことなのかなと思います。
悪くないロジクール MX KEYS mini KX700
そして、今回、MX KEYS mini KX700 の購入に踏み切ったわけですが、キーボードをワイヤレス化しようと購入を検討した際、最後まで Keychron K3 Version 2 とどちらを購入するか迷った機種ではありました。
結局、打鍵感を優先し、メカニカルキーボードである Keychron K3 Version 2 を選択したわけですが、今回は Signature M750 を購入した際に Windows 10 のメイン機、Windows 11 のサブ機とも Logi Bolt で接続できる環境が整っていたので、今回は MX KEYS mini KX700 一択!双方とも Logi Bolt で接続し、接続安定性に関しての問題は完全に解消しました。さらにスリープからキーの押下で PC 本体が復帰するようにもなりました。
問題はパンタグラフ式になったキーの打鍵感なんですが、思っていたよりずっといいです。
普段は 同じパンタグラフ式の M2 MacBook Air のキーボードを叩いていますが、このキーボードが気にならない人なら、おそらく不満はないはず。好みによりますが、キーストロークがやや深い MX KEYS mini KX700 の方がいいという人もいるかもしれません。
またキー配列は、変なクセもなく小さいながらカーソルキーも一直線ではないですし、リターンキーの右に妙なキーがあったりもしませんので、すぐになれます。電源は内蔵バッテリー式ですが、一ヶ月使用して、まだ一回しか充電したことがありませんので、ワイヤレスのレイアウトの自由度をしっかり享受できます。
あとは耐久性だけの問題ですね。ハードパンチャーなので、パンタグラフ式のキーボードの末路は、ほとんどの場合、キーがはずれて飛ぶんです。今のところ、M2 MacBook Air もかれこれ 2 年半使っていますが大丈夫です。こちら MX KEYS mini KX700 は果たしてどうか?
これでメカニカルであったなら…と思うんですが、同じロジクールのメカニカルスイッチのワイヤレス小型キーボード KX850CL MX MECHANICAL MINI はなぜか変態キー配列なんですよね…MX KEYS mini KX700と同じキー配列のロープロファイルメカニカルキーボードを出してはもらえないものでしょうか?