Rocky Linux と AlmaLinux …どっちがいいか Copilot に聞いてみた

投稿者: | 2024年4月28日

CentOS のメンテナンス更新期限が今年の 6 月 30 日に迫る中、そろそろうちのサイトも移行を考えなければならなくなってきました。

一応、サイトのコンテンツも含めてコンテナ化したので、docker さえ動けばいいはずですが、さて移行先をどうしたものか…

仕事柄、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) に関する知識はそれなりにあるもので、できればこの系統のディストリビューションに移行したいと考えますが、CentOS Stream はないなぁ…と思っています。

別に、Stream が RHEL の開発版だからではなく、そもそもにして RHEL を避けられないがために知識が勝手に蓄積したので CentOS を使っていただけで、docker さえ動けばいいとなってしまえば、Red Hat の気まぐれでどう動くかわからないディストリビューションを使う理由はありません。

そこへ行くと、RHEL と完全互換を目指してコミュニティーがサポートする Rockey Linux や、オープンソースで REHL とバイナリ互換を目指す AlmaLinux は、ポリシーが明確でいいかと。

あまりいろいろ思考を広げると収拾が付かないので、ひとまず個人的に使っている VPS サービスで初期インストールで使える Rockey LinuxAlmaLinux に絞って、さてどちらを使おうか?を決めようかと考えています。

にっちもさっちもいかなくなったら Ubuntu で w

なぜ Ubuntu じゃだめなの?

だめというわけじゃありません。

コンテナ化した中身も、ベースは Debian を使ってますし、普段は WSL(Windows Subsystem for Linux) で Ubuntu を使っているんで、個人的には Ubuntu で幸せになりたいと思っています。

が、システムエンジニア (SE) を生業として給料をもらってる以上、RHEL しか知らん or Ubuntu しか知らんは許されず、特に RHEL は知らんは、私企業を相手にしている以上は口が裂けても言えないというのが、日本の現状です。

難しい分類学は好きな人に任せるとして、概ね Linux は RHEL を主とする RPM 系リポジトリで構成されるディストリビューションと、Ubuntu を主とする APT 系のリポジトリで構成されるディストリビューションの 2 系統に大別でき、どちらかを扱えれば「 Linux を使える」と言って差し支えないと、個人的には思います。

しかし、そういう個人的な見解を元に、自分が幸せになりたいがために RHEL を普段、まったく使わない、その動向を追わないと言う選択肢は取りたくても取れません。

Rocky と Alma どっちにするの?

なので Rockey LinuxAlmaLinux のどちらかを普段から触って、まったく RHEL 系の Linux に鈍感になることは避けたいと思ってます。リハビリみたいなもんです w

では、どっちにするの?…どっちがいいの?考えあぐねて、某 Copilot さんに聞いてみました。

生成 AI (Generative Artificial Intelligence) と言う言葉というか、AI を「人工知能」とする日本語訳には違和感を拭いきれない人で、Copilot に限らず、生成 AI に関しては超高度なパターンマッチングぐらいにしか思っていないのですが、思考が煮詰まったときにおみくじを引いてみる感覚で、Copilot さんや perplexity さんとお話しするのは意外に好きです w

というわけで「Alma と Rockey Linux どちらがいい?」と聞いてみました。

現時点では「大きな違いはない」「どちらのディストリビューションを選択しても問題ない」という perplexity さん。なんかちょっと安心 w

対して、Copilot さんは「どちらを選ぶかは、組織のニーズや個人の好みによります。」という見解。ただ、「アプリケーション・バイナリ・インターフェース (ABI) 互換」を目指している AlmaLinux と、「100% の互換性」を目指す Rockey Linux と、RHEL との互換性に、はっきり言及しています。

Alma でいってみようと思います

というわけで AlmaLinux を触り始めました。

理由は今後、RHEL との 100% 互換を目指して、振り回されるよりも、ABI 互換で、当面は限りなく似ているものを目指すほうが建設的だと思うからです。

ローカルに AlmaLinux をインストールした環境を作って、docker をインストール。実際、いくつかコンテナを動かしてみて、 現状、CentOS の環境と変わらない動きをしてくれています。

いよいよ VPS 上で触ってみて、問題なさそうであれば、近いうちに移行しようと思います。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です