Pop!_OS 24.04 LTS と GMKtec G10 で始める Linux 生活

投稿者: | 2025年12月14日

最近、ちょっとコードを触ることが連発して、最初は Windows の WSL 上でやっていたのですが、そんなに急ぐ話でもなかったので、しっかりコードの管理もするために、この機会に Visual Studio Code での Git の使い方もしっかり覚えたい、docker も使いたかったので、以前、Ubuntu Budgie を仕込んだミニ PC を引っ張り出してきたのですが、アップデートにも時間がかかりそうで、ならいっそ話題の Pop!_OS を使ってみようとインストールしたことがきっかけです。

そのミニ PC というのが以前はファイルサーバー用に、今は実験環境用に使い回していたもので、CPU は Celeron J4125 、しかも搭載メモリはたった 4GB と言う弱々な環境なんですが、そんなリソースでも「これイケるんじゃないか?」と思わせたのが、この Pop!_OS でした。

Pop!_OS 24.04 LTS リリース

Pop!_OS は、オープンソースハードウェア、ソフトウェアを掲げて米国のコンピュータメーカー System76 が、自社のハードウェア用に開発している Ubuntu ベースの Linux ディストリビューションです。

いろいろ言われますが、その最大の特長は「 COSMIC 」という GNOME ベースの独自のデスクトップ環境で、すっきりした見た目の美しさも去ることながら、タイル型ウィンドウマネージャとして動作させられるという優れもの。これが、ワークスペースを行き来しながら、あちこちにターミナルを開いて作業する際、自動的にウィンドウが重ならないように整理してくれるので、がちゃがちゃウインドウを開けっぱなしにしてしまう傾向にある人には、俯瞰することがとっても楽。

最初、β版が公開されていた 24.04 LTS でチャレンジしたのですが、日本語入力環境を上手く整えられず、22.04 LTS をインストールし直したのですが、これが J4125 程度の環境でも、作業に困らない程度に動き、それで今回のコードの修正を終わらせたとき、これなら普段の作業もこれで…過去何度か、試みたことのある普段は全て Linux デスクトップへ…という野望が、何年かぶりに沸々と…

そして、この 12 月 11 日(現地時間)に、いよいよ COSMIC を正式採用した 24.04 LTS がリリースされ、これを機にこの野望に挑んでみることに決めました。

GMKtec G10 をご用意しました

さすがに J4125 搭載のミニ PC を常用するのは無理なので、今回、新たに GMKtec G10 を用意しました。この野望が抱いたときに、まさに絶賛開催中だった楽天 BLACK FRIDAY で 26,560 円(税込)!実際はポイントもあったので、もう少し安く購入できました。

またそんな安物に手を出して…と言われそうですが、RADEON Vaga 8 内蔵する APU で Zen コアとしては 4 世代前の Zen+ ですが 4 コア 8 スレッドの AMD Ryzen 5 3500U に、メモリは DDR4 になりますが容量は 16GB も搭載し、2 次記憶領域も SSD で 256GB もあります。個人的には今まで Linux デスクトップ環境を構築するために用意した PC としては過去最強クラス w と言えるリソースです。

しかも新品! ww

実際、インストールも、コンソールの文字すら飛ぶように流れていき w 、問題なく終了。J4125 のミニ PC へインストールしたときとの比較になりますが、とにかく起動が早く、起動してからの動作もキビキビ、さすが過去最強環境 w ここに、Zen BrowserVisual Studio Code 、さらに docker もインストールして、ひとまず使い始めて、この記事も半分以上、この環境で作成しました。普段の Windows と変わらない感じで使えています。

いけそうです。実際、常用することを前提に環境を構築してみて、その確信が更に強くなりました。

なぜそんな修羅の道 w に挑むのか?

単なる酔狂では決してありません w

2016 年に Windows 10 に移行した際にデスクトップを一新し、2022 年に Windows 11 に移行を前にして、これを入れ替えました。Windows 10 で使っていた環境は 6 年間、使ってたわけですが、正直、そのマシンパワーに不満があるわけではありませんでした。

MacBook にしてもそうですが、今の M2 MacBook Air にするまで、MacBook Pro(13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports) を 6 年使って、こちらはバッテリーがヘタって買い替えました。とはいえ、Windows でも MacOS でも概ねこれくらいがハードの限界…

…というのを OS をリリースする側が決めてくれます。これがほとほと嫌になってきました。

CPU やメモリ、二次記憶装置などのプリミティブなパーツの性能が上がるのはいいのですが、OS 側に買い替え時期を決めてほしくない。

そもそもにして、この 10 年くらいで、そんな爆発的なコンピュータリソースを必要とするソフトウェアが開発されましたっけ?

さらに、ころころと流行に乗って、インターフェイスが変わるのも嫌!そのたびに、色んな所に課金の罠が増えるのも嫌! AI? そんなもん OS に組み込むな!と増大してきた不満をパワーに、どこまでこの修羅の道 w をどこまで歩き続けられるか?このへんでもう一度、試してみようと思います。

というわけで、今後、Pop!_OS での環境設定の話をぼつぼつまとめていきます。


Pop!_OS by System76

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