Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Apr 13, 2016 at 22:42

Windows 10 で bash が動く?だからどうした!?

「 “Ubuntu on Windows” 搭載の『 Windows 10 Insider Preview 』Build 14316 が登場」窓の杜 より)

「 Windows で bash が動いた!」
 この文面だけみると、正直だからどうした?って感じで、UNIX 系オペレーティングシステムにおける コマンドインタフェイスとしてのシェルプログラムである bash というプログラムが動いたとしても、 コマンドセットも、ファイルシステムも違う Windows でそれが動いてもあまり意味を感じず、 ただ bash が動きさえすればよいのであれば、 これまでも Cygwin などでも動いていたはずです。

 問題はどういう仕組みで Windows で bash が動くかです。
 悲しいかな、そこにフォーカスを当ててこの事実を紹介している IT 系の記事はほとんどない中、 窓の杜 さま、さすがです (^^)b

 Windows 10 には、 すでに Hyper-V が機能として提供されており、また Hyper-V の方向性として、 Docker 互換のコンテナ技術を取り込むような 道筋も示されていたので、この技術を利用して、 完全仮想化で Ubuntu を 取り込むのだとばかり思っていましたが、違うようです。

 この Ubuntu on Windows とは、 システムコールをリアルタイムで変換してネイティブ実行するものらしく、 技術的には準仮想化、Cooperative Linux (coLinux) に近い実装のされ方をしているようです。

 ですので個人的に気になるのは、
  1. どの程度の速度で動作するものなのか?
  2. Ubuntu のパッケージ群は どの程度使えるのか?そもそも apt は使えるのか?
  3. ネットワークまわり、およびファイルシステムまわりの細かい実装
ま、要は使ってみなけりゃわからんと言うことで… (^^;

 特に気になる点は、上記に挙げた 2 つ目の点。
 ま、 X が動いて欲しいとまでは思わないですが、 Perl や PHP 、ruby などのスクリプト言語が一通りは動いて欲しいなぁ…最低でも (^^;A
 apacheMySQL / PostgreSQL が動いてくれるともう最高 (^^)b
新Linux/UNIX入門 第3版 (林晴比古実用マスターシリーズ)
林 晴比古 著
( SBクリエイティブ )
¥ 4,104
「 【速報】 Windows 10 の次期メジャーアップデート『 RedStone1 』が今夏提供へ」
「 Windows に Ubuntu の Bash がやってくる」
(以上、 PC Watch より)

Posted on Apr 10, 2016 at 23:47

NTT 西日本「モアテレビ」、何かいろいろと惜しい (^^;

「 NTT 西、壁挿し Wi-Fi チューナを使ってスマホで地デジ視聴『モアテレビ』」
「 DX アンテナ、スマホで地デジをワイヤレス視聴できる壁挿し Wi-Fi チューナ」
(以上、 AV Watch より)

 以前、見かけた DX アンテナ 製の メディアコンセントがやっと商品化されたようです。

 NTT 西日本 の ショッピングサイト West-V での 先行販売直販価格は 8,980円(税抜)とかなり魅力的な値付けもされています。

 お値段のことを考えると、録画できないのはまぁいいとして、 「マルチスクリーン放送協議会」なる団体が提供するアプリを利用するのに、 今のところ、対応 OS は Android 4.4 以降と iOS 8.x 以降って、 マルチスクリーンという割には Windows にも Mac にも対応しておらず、 また DX メディアコンセント一台につき 1 クライアントしか見られないとなると、 きっと大家族だとけんかになること間違いないですね d(^^;

 何か本体の半分くらいのサイズの AC アダプタが外付けになっていたり、 いくつか残念感をぬぐいきれないところがありますが、 ま、第一世代の製品ですからね。これからに期待ですかね?
# どう考えても本体をアンテナ端子に直差しにするより、 電源を内蔵して本体から同軸伸ばす方がスマートだったと思う…

 正直、録画とか多チャンネルとかいらないから、お手頃価格で 目の前のスクリーンに TV が映るようにして欲しいって需要は結構あると思いますよ。

 が、しかし…

 個人手にはもう nasne 買っちゃったよ orz
 Windows でも Andorid/iOS でも使える nasne めちゃくちゃ便利だからなぁ…
 ライバルは手強いです ^^;
nasne 1TBモデル (CECH-ZNR2J01)【メーカー生産終了】
( ソニー・インタラクティブエンタテインメント )
¥ 23,750
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「 PC にも是非対応を…>メディアコンセント」
「 まずは nasne を買いました」
Posted on Apr 09, 2016 at 23:45

iPhone SE 発売の意味と、提示されたアンチテーゼ #3

 スマートフォンがあれば PC なんていらない、タブレットで十分では… よくこの類いの質問というか疑問をぶつけられるのですが、 この時の回答として「ものを食べるとき、スプーンがあれば十分だと思う?」と聞き返します。

 長い歴史の中で、たとえば「ものを食べるときに使う道具」はいろいろ進化してきたはずですが、 今現在にいたって、スプーンがあり、フォークがあり、ナイフがあります。 日本は箸だけあればすべてがすむやん!という人もいるかもしれませんが、 ステーキを食べるのに箸だけで食べてる人はあまりいないでしょう。
 目的が変れば道具も変る。 道具と呼ばれるものは、それを使って達成するべき目的のために進化する、最適化されるのであって、 決して道具をむやみに進化させて、それ一つで何でもこなすというのは摂理とは逆なのです。

「一つの道具ですべてを済まそう!」
そう考えるのはどうも IT 業界独特の性癖のようなもので、 ですからスマートフォンなり何なり革新的な道具が登場すると、 すべてをそれでまかなおうと考え、作る側もこれさえあればすべてができるというような喧伝をします。

 この失敗はすでに PC で犯されたものです。
 PC 一台あれば何でもすべてができる! PC メーカーはそう言い続け、ひたすら性能向上を追い求め、 すべての人が使うわけがないようなソフトウェアを誰しもに必要であるかのように刷り込み、 プレインストールするアプリケーションをむやみに増やし続け、性能の肥大化を続けたわけです。
 ところが性能向上が必要なアプリケーションの進化が見られなくなり、 さらにウェブアプリケーション時代になると、ブラウザさえ動けばそれでいいというネットブックがブームになり、 そしてついにスマートフォン、タブレットが出現すると「 PC などいらない」と言い出す人も 現れるようになったわけです。

 今、同じことがスマートフォンに対しても起こっています。
 盲目的な性能向上、画面の大型化、本体の無理な薄型化… 「スマートフォン一つがあれば何でもできる」、ここまで話せば、それは嘘だとすぐにわかるはずです。
 おそらくそれが真実のように語られ、このまま過去の PC 同様、性能の肥大化に突っ走れば、 いつかスマートフォンより小回りのきく革新的なデバイスが出現したとき、 肥大化しきったスマートフォンはあっという間に駆逐されるでしょう。
 そしてその時、きっと「スマートフォンなんていらない」、そう言っている人がいるはずです。

 道具としての PC やスマートフォン、タブレットでなすべき目的は、本来それぞれに違うはずなのです。 それが認識できない人が、安易に「不要論」を口走る。きっとそういう人は流行に敏感なのでしょう。 ただ、その人たち自身が、その道具が本来持つ性能を十二分に発揮できているかは疑問です。

 スマートフォンが道具としてなすべき目的は何か、それを明確にした上で、 最適なサイズと性能はどうあるべきか? それを iPhone SE は問うている。そんな気がします。
 多様化の時代だから、プロダクトが多様化するのは当たり前、 それでは単に時代の流れに飲み込まれているだけです。 どんなに多様化しようとも最大公約数を探し続ける、それこそが知恵を絞るべきところでしょう。 でなければ、すべてオーダーメイドでものを作っている人が、すでに世界を制しているはずです。

 そして、iPhone と iPad 、そして Mac を決して統合しようとはしなかった、 一つで済まそうとはしなかったスティーブ・ジョブズ氏には、同様の想いがあったのではないか、 勝手にそう感じています。
スティーブ・ジョブズ II
ウォルター・アイザックソン 著
( 講談社 )
¥ 2,052
Posted on Apr 04, 2016 at 22:29

iPhone SE 発売の意味と、提示されたアンチテーゼ #2

 iPhone SE が発売された意味を、 Apple の立場から想像するにいたって、 これは苦渋の選択だったと感じる理由を次のように考えています。

 スティーブ・ジョブズ氏がまだ存命だった頃は、Android がひたすらディスプレイの大型化、 サイズラインナップの拡大に走るのを尻目に、 iPhone はかたくなに「 1 プロダクト 1 サイズ」でした。
 ティム・クック氏が CEO に就任したあとも、実質 5(s) シリーズには、 ジョブズ氏のビジョンが色濃く反映されていたと考えられ、 いきなり画面サイズのバリエーションと、本体の大型化が iPhone に限らず、 様々な Apple 製品で始まったことを考えると、 6(s) シリーズでは強烈すぎたジョブズ氏のビジョンが十分に薄まっていたと言えます。

 それでも 6(s) シリーズは売れました。
 Apple には物足りなかったかもしれませんが、 同じ期間で 1 プロダクト 2 モデルでこれだけ売れたスマートフォンは、 世界のどこを探しても iPhone 6(s) シリーズしかないはずです。

 ただその陰で 1 プロダクト 1 モデルだった頃の iPhone 5s が 淡々と 1 年間で 3,000 万台も売れ続けていた事実もあったのです。

「やっぱり iPhone に大画面化は必要なかったのではないか?」

 iPhone SE が 6s シリーズを凌ぐ売れ行きを見せれば、 そういう疑問が湧いてでて当然です。
 こういう疑問が噴出しないよう、これまで原点回帰となるような 4 型の iPhone を 出さなかったのではないかと考えられなくもありません。

 外見はほぼ 5s と同じというのも、相当、迷ったのではないでしょうか? 素直に 6s と同じ外見で小さくするという選択肢も、当然あったはずです。
 やはり SE が思いの外、売れなかったときに iPhone の未来はここ( 6(s) シリーズ)にあるんだ! 回帰したりはしない!それを強く示したかったのかもしれません。

 でも SE は売れてしまうかもしれない。。。 だからこそ今回の iPhone SE の発売は、 Apple 自身が今進んでいる方向性の正しさを 自問自答することになってしまう苦渋の選択だったと考えるのです。

 ただこれは iPhone だけの問題ではなく、Android も含めてスマートフォンというプロダクトが、 少なくとも確固としたアイデンティティを主張したいのならば、 1 プロダクトとして選ぶ最適な 1 サイズは、 大画面である必要はないという証明にもなり得ると思います。

 ちょっと違う視点で iPhone SE というプロダクトが示したアンチテーゼについて、 もう少し勝手に語ってみたいと思います。(つづく)
iPhoneをつくった会社<iPhoneをつくった会社> (アスキー新書)
大谷 和利 著
( KADOKAWA / アスキー・メディアワークス )