Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Mar 31, 2014 at 00:05

Microsoft Office Mobile を無料公開

「 『 Microsoft Office for iPad 』登場 ── 『 Office 365 』なしでも閲覧は可能」
「 Microsoft 、 Android および iPhone 版『 Office Mobile 』を無料公開 編集も可能」
(以上、 ITmedia より)

 Microsoft がスマートフォン、タブレット向けの 「 Office Mobile 」を公開したのはいいのですが、わかりにくいですね。何とも。

 まとめると以下のようになります。
iPad 向け
 Office 365 の サブスクリプションがないと、編集はできずに閲覧のみ。
 日本では未公開。 (日本ではまだ個人向けの Office 365 に関して なんのアナウンスもされてませんしね…)
Android タブレット向け
 少なくとも Nexus 7(2012) では検索しても出てきません。 Android タブレットには対応していない可能性があります。 それも日本だけなのか、機種によったりするのか不明
iPhone および Android スマートフォン向け
 Office 365 サブスクリプションなしでも OneDrive に保存したドキュメントなら、 日本でも閲覧・編集可能。
 仕事で Microsoft Office 使うよね。
 Office だったらタブレットやスマートフォンで ちょっと閲覧編集くらいだったら無料だし、 自宅でも Office 365 に 入っとけば便利じゃない?

 と言うストーリーだと思う (^^;;; のですが、だったらもうちょっとわかりやすく、 かつ個人向けの Office 365 を 展開する方が先ではないのか?と思ったりするのですがいかがでしょう? (^^;A

「 米 Microsoft 、月 6.99 ドルの個人向け『 Office 365 Personal 』今春発売」INTERNET Watch より)

Posted on Mar 28, 2014 at 21:34

GIGABYTE GB-BXCE-2955 で動く NAS4Free での問題点

 NAS4Free を動かすにあたって、 GIGABYTE GB-BXCE-2955 には 十分すぎるほどにパワーがあるのですが、 まだ実は困ったことがいくつかあります。  まずは ラトックシステム RS-EC32-U3R と USB 3.0 でつながってくれないこと。
 どうも FreeBSD 9.2 ベースの NAS4Free の問題らしいのですが、 ネットワークインターフェイスを認識させたときと同様、 9-STABLE のコードと入れ替えて何とかしてやろうかと一瞬考えたのですが、 ちょっと見ても、どの部分のコードが問題かわからず、 やってみて動かないとまたショックですし、 ひとまず USB 2.0 でつながって運用できているので、 次の瞬間にはやめることを決めました (^^;A

 技術屋の悪い癖ですが、完璧なシステムを作り出すことが目的ではありません。 機能そこそこでも、それによって生み出される便利さを享受することこそ目的なので、 ここは早々に妥協しました (^^;  ただ他にも問題があります。
 これは GB-BXCE-2955 の問題ではなく、 つなぎ込んだ コレガ CG-HDC4EU3500 の問題。

 RS-EC32-U3R にはシングルモードという 装填した HDD 各々を認識する(つまり 2 発装填すれば 2 つのハードディスクとして見える) モードがあり、こういうハードディスクケースって必ずこのモードがあると思い込んでいたのですが、 どうも CG-HDC4EU3500 には このシングルモードにあたる設定がないようなのです。

 仕方なく現状の RAID 5 の設定のまま、 GB-BXCE-2955 につないで、 UFS でフォーマットし直して使っています。
 従って、CG-HDC4EU3500 の電源や 制御用ボードが逝かれた時点で復旧に困難になりそうなので、 できるだけ早い時期にシングルモードがあり 4 発以上 HDD が装填できるケースを購入しようと思います。

 えぇ、もう目星はつけています w
 その際にはぜひあと 2 発 3TB HDD を買って RAID-Z で実容量 9TB を 手に入れてやろうという妄想まで膨らましています ww
Image:UNIX/20140327NAS4FreePoweredbyGB-BXCE-2955.jpg
Ellinikonblue.com Weblog 「 GIGABYTE GB-BXCE-2955 で動く NAS4Free の使い心地」
Posted on Mar 27, 2014 at 20:12

GIGABYTE GB-BXCE-2955 で動く NAS4Free の使い心地

 ずいぶんと苦労して、 GIGABYTE GB-BXCE-2955NAS4Free がやっと動き出して、 早速、環境の移行を始めました。

 年末に買った 2TB HDD を四発装填し、我が家の Linux サーバーにつながっていた コレガ CG-HDC4EU3500 の中身を、 ひとまず以前使っていた ラトックシステム RS-EC32-U3R を シングルモードにして、これも以前使っていた 3TB HDD を装填、 NAS4Free でストライピングを組んで、 6TB のディスクを用意し、これに一旦コピー。
 それから CG-HDC4EU3500NAS4Free につないでフォーマットし直し、 再びこちらにコピー。
 これだけでほぼ一週間かかりました (> <)
 おまけに後半の 3 日間は、 ストライピングを組んだ RS-EC32-U3R の中の HDD が 飛ばないか気が気ではなく、精神的にもかなりきました orz  次に デル Inspiron Zino HD で 試験的に NAS4Free を 動かしていたときの HDD ( ZFS でミラーリングした 1TB HDD x2 )を RS-EC32-U3R に差し戻し、 GB-BXCE-2955 で ZFS をインポートして、 やっと引っ越し作業完了。

 GB-BXCE-2955 上で動く NAS4Free に NFS サーバーをさせて、 Linux サーバーのシステム以外のディスクはすべてこれへマウントして、 ひとまず思い描いていたストレージの集約は完了しました。
Image:20140312NAS4FreeCompile-2.jpg
 GB-BXCE-2955 につながっているディスクは、 RS-EC32-U3RCG-HDC4EU3500 で それぞれ冗長化が施され、容量的にも当面は安心してられそうです。  GB-BXCE-2955 で ZFS を運用するために必要な マシンパワーは十分なのか?と思っていたのですが、 8GB もメモリーを積んだ Celeron とはいえ Haswell ベース CPU なので十分すぎるくらいです。
 CPU パワーだけなら今のところ、 MAX まで振り切ったことがありません。
 まだ ZFS を運用を始めたとは言え、ミラーリングだけで RAID-Z を組んでいないこともあるかもしれません。

 なぜ NAS4Free に それだけのディスクをつないで RAID-Z で運用しないのか?と言うと、 理想には近づきましたが、まだ完璧ではないんです。
 いろいろと問題が…つづくw
Posted on Mar 25, 2014 at 23:35

世界最小デスクトップですと!? ECS LIVA 発表

「 ECS、世界最小の Bay Trail-M 搭載デスクトップを国内投入」 ~ eMMC 32GB 内蔵で実売 18,000 円、 USB モバイルバッテリ駆動 ( PC Watch より)

 つい最近、 GIGABYTE GB-BXCE-2955 を購入し、 さんざん苦労して、 NAS4Free をやっと動かして、 今年中には Intel D34010WYK あたり 手に入れて、いよいよメインで使う以外の OS は これに集約してやろうかなどと妄想しているちっちゃい PC 好きですが、 今度は 日本エリートグループ (ECS)から 世界最小デスクトップを謳う LIVA が発表されました。

 Intel Bay Trail-M と eMMC 32GB/DDR3L 2GB をオンボードで搭載し、重量わずか 190g 。
 電源は Micro USB ポートから給電するので、 なんと USB モバイルバッテリーでも動作するという代物。
 ギガビットイーサの口もあり、無線 LAN/Bluetooth まで備えて、 価格は実売で 18,000 円前後とかなり魅力的。

 対応 OS は Windows 8.1 に加えて、 Windows 7 にも対応します。

 うーん。
 NAS4Free を動かすハードウェアとして、 すでに GB-BXCE-2955 を購入してしまった訳なんですが、 この LIVA の仕様を見て悔しいかと聞かれると実際はそうでもなかったりします。

 なぜかというと ZFS でファイルシステムを運用するにはメインメモリ 2GB では、 増設もできないようですので少々足りません。
 加えて USB 3.0 の口が 1 ポートでは…。
 USB 2.0 の口も 1 ポートしかないのでここにメンテナンス用に キーボードなどに使ってしまうと、実質、拡張は USB 3.0 が 1 ポートのみ。。。 これでは NAS4Free を動かすサーバーとしては、 役不足です。

 しかし、 Linux などを入れてバックエンドサーバーとして動かす分には十分そうです。
 我が家では Shuttle X27D に Linux を入れてバックエンドサーバーとして稼働させていますが、 今、くらいの用途なら十分に使えそうです。

 ただうちではその他にも時々しか使いませんが、 その他の OS もいろいろ動かしたいので、 D34010WYK にハイパーバイザーを ぶち込むという野望は捨てられそうにない (^^;;; ので、 この LIVA に飛びつくことはないでしょう。

 しかしながら、どうしても単体で OS が動く環境がなんか必要という事情ができた場合、 この LIVA 考えるでしょうね…きっと f^^;A
# ちなみにこの LIVA の発売はまだ先。 4 月下旬だそうです。

 Intel さんも 「今年はデスクトップ PC の再発明を…」なんて言ってらっしゃるようなので、 こういう心を惑わす PC が一杯出てくることを期待しております ^^

( )
「 デスクトップ PC 市場を再創造する Intel の新戦略」 ~アイドル時で 10W 以下を目指す Ready Mode ( PC Watch より)
Posted on Mar 24, 2014 at 21:13

OldNewExplorer v1.0.7

「 Windows 8 のエクスプローラーをクラシックなスタイルへカスタマイズ『 OldNewExplorer 』」窓の杜 より)

 いつまでも使えると思うな、同じインターフェイス… Windows 8.x が発売されて思い知った教訓です (^^;;;>

 Windows を使っている人は、自分が使いやすいファイラーなどを別途、インストールしている人を よく見かけますが、個人的には Windows 95 以来、エクスプローラーで結構、十分だったりしています。
 逆にアーカイバや FTP クライアントなど、エクスプローラーに似たインターフェイスのものを 好んで使うくらいです。

 まぁ、今更、 Windows 8.x を本格導入することはないとは思いますが、 かといって、次の Windows のエクスプローラーが使いやすいものとは限らないですから… 覚えておきます。 > OldNewExplorer

MSFN 「 OldNewExplorer - make your 8.1 explorer work like Win7/8 one 」
Posted on Mar 23, 2014 at 10:04

NAS4Free で SSH を有効にする

 NAS4Free は基本、 GUI 管理画面で運用ができるようになっていますが、 効率を考えると CUI でやった方がいいこともあります。
 たとえば NAS4Free サーバーで管理する ディスク間での大量のファイルの移動などが考えられます。

 そこで SSH でアクセスできるようにします。
 その前に SSH でアクセスするユーザーは事前に作成しておいてください。 その際、作成したユーザーを「グループの追加」項目で「 wheel 」グループに設定しておくと、 そのユーザーが su コマンドが使えるようになるため、何かと便利です。

 ユーザーの追加が事前に終わっていれば、 SSH を有効にするといっても「サービス」 - 「 SSH 」を選んで遷移する画面で、 「有効」にして「保存して再起動」を押すだけです。
 設定は初期設定で設定されている部分以外、何も設定する必要はありません。 これでログインの際のパスワード認証(キーボードインタラクティブでの認証)で 使えるようになります。
Image:UNIX/20140322NAS4FreeSSH.jpg
 パッケージでコマンドなどを追加できない Embedded 版でも、 元から tmux などは含まれていますので、 CUI で簡単なことなら処理できるようになります。

Ellinikonblue.com Weblog 「 NAS4Free でグループとユーザーを作成する」
Posted on Mar 22, 2014 at 11:18

NAS4Free で Time Machine サーバーを実現する

 NAS4Free を稼働させたサーバーを Time Machine サーバーとして機能させる手順はこれまで紹介してきたとおり、
  1. 認証用のグループおよびユーザーの作成
  2. ディスクの追加
  3. AFP(Apple Filing Protocol) の有効化と共有の設定
となるのですが、今回は AFP(Apple Filing Protocol) の有効化と共有の設定を行います。
 ユーザーの追加を行って、ディスクを追加して Time Machine で使う記憶領域を確保していれば、 これが最後の手順になります。

 まずは NAS4Free の管理画面にログインして、 メニューから「サービス」 - 「 AFP 」を選択します。
Image:UNIX/20140316NAS4FreeAFP-0.jpg
 遷移した画面で、まず Apple Filing Protocol を「有効」にします。
 設定画面では「サーバー名」に適当な値と、 「認証」の項目は「ローカルユーザ認証を許可。」を有効にしてください。
「サーバー名」の項目は 「フィールドが空の場合はデフォルトのサーバ名が使用されます。」となっていますが、 何か適当なサーバー名を 必ず 指定してください。 少なくとも現行バージョン (9.2.0.1.943) では、 これが設定されていないと Mac 側からディスク選択時にサーバーを認識できませんでした。

 ここまでの設定が終わったら、「保存して再起動」をクリックします。
# サーバー自身が再起動するのではなく、プロセスが再起動するだけなのでご安心を…

 次に「共有」タブに移動して、 バックアップを保存する場所を指定します。
 遷移した画面で「+」をクリックしてください。
Image:UNIX/20140316NAS4FreeAFP-1.jpg
「サービス|AFP|共有|追加」画面では、 まず「名前」「コメント」「パス」を設定します。

 次に「許可」「読み書き可能アクセス」の項目にあらかじめ作成しておいたユーザー名を設定します。
 このとき「グループはプレフィックスに @ を付けて明示します。」とあり、グループを指定すればよいようにも思いますが、 うちでこの方法でグループを指定してみてもうまく動作しませんでした。 ユーザー数が少ないのであれば、ユーザー名を直接指定することをおすすめします。

 最後に「ディスクの自動検出モード」の項目で「 Time Machine 」を選び、 「保存」をクリックします。
「高度なオプション」以下は変更する必要はありませんでした。

 ここまでの設定が終了した時点で、 Mac 側で Time Machine の設定で「ディスクを選択...」をクリックしたときの 選択候補として「名前」と「サーバー名」で設定したディスクが表示されるはずです。
 ディスクを選べば最初のバックアップが始まります。 ただし、半分程度ストレージを消費している 256GB SSD 搭載 Sandy Bridge 世代の MacBook Air で、たっぷり四、五時間かかります。ご覚悟を… (^^;;;A
# 一度初期バックアップが終わるとその後は差分バックアップになります。

 さて…
 Time Machine サーバーは所詮、バックアップなので、 最初は冗長化なしのディスクを使って行っていましたが、 GIGABYTE GB-BXCE-2955 で 本格運用を始めた今、 ZFS プールにデータセットを切って割り当てています。
 これはなぜかというと、 ZFS を利用すれば、冗長化を設定できる上に圧縮機能も使えるからです。

 と言うわけで、ZFS の設定話はそうそうに…と言いたいのは山々なんですが、 自分用のメモの意味も含めて、念入りにまとめようと思いますので、 少々お時間くださいませ m(_ _)m

Ellinikonblue.com Weblog
「 NAS4Free でグループとユーザーを作成する」
「 NAS4Free でディスクを追加する」
Posted on Mar 19, 2014 at 19:29

Microsoft OneNote 無償化

「 Microsoft 、『 OneNote 』をすべてのプラットフォームで無償化。 Mac OS X 版も提供」窓の杜 より)

 今まで 10,000 円くらいで販売されていた OneNote 2013 が無償化 …と言うインパクトもそうですが、ユーザーとしては iPhone/Android に加え、 Mac OS X などあらゆるプラットフォームで使えるようになったというところも大きいように思います。

 いよいよ Evernote への代替として 選択肢の一つとなったと言えるのではないでしょうか。
 ただ Evernote は プレミアムユーザーを増やすことがビジネスにつながりますが、 これは今後の Microsoft の ビジネスにどうつながるのでしょうね。 OneDrive の有償ユーザーを増やす? 天下の Microsoft が同じビジネスモデルなんすかね? 疑問です。

 商用利用はできないそうですが、 そもそもこの BYOD(Bring Your Own Device) がもてはやされる時代、 いよいよ商用利用うんぬんって縛りはグレーになっていくと思われ、 OneNote に限った話ではないのですが、 アプリケーションの性質上、この縛りに意味があるのかが疑問です。

…って、その Evernote を使いこなせてない、 OneNote を使う予定もない人間が言うのもなんですが… orz -----
【 2014/3/24 追加メモ】
「“ Evernote ”から“ OneNote ”へデータをインポート『 Evernote2Onenote 』」窓の杜 より)
Posted on Mar 18, 2014 at 19:33

Mozilla Firefox 、 Windows 8 タッチ対応を断念

「 Mozilla 、タッチ版『 Firefox for Windows 8 』の正式リリースを断念」窓の杜 より)

 残念なお知らせです。

 とは言っても個人的には、 Firefox を メインのブラウザの一つとして愛用してはいても、 Windows 8.x を使っていないもので、 直接的なダメージはないに等しいのですが、こういうメジャーなアプリケーションが Windows 8.x の モダンインターフェイスへの対応を断念するあたり、 Windows 8.x の 負のスパイラルが形成されている象徴になっているように思います。

 そう考えると、次の Windows が出るまでは何とか踏ん張りたい Microsoft にとっては、 また一本、はしごが外された感のある残念なお知らせであるように思います。

 ま、そもそもにして、Microsoft 自身、 Office をタッチインターフェイスに対応させていないのですから、 それが残念な話の根本にあるのですが… (^^;
Posted on Mar 16, 2014 at 18:20

NAS4Free でディスクを追加する

 GIGABYTE GB-BXCE-2955 を 動かすのにかなり手間取ったもので、ちょっと間が開きました。

 ストレージを集約することが、我が家に NAS4Free を導入した そもそもの目的なのですが、その他に、うちの MacBook Air のために Time Machine サーバーとしても働いてもらっています。

 NAS4Free を使って Time Machine サーバーを実現する手順は以下の通り。
  1. 認証用のグループおよびユーザーの作成
  2. ディスクの追加
  3. AFP(Apple Filing Protocol) の有効化と共有の設定
 前回、認証用のグループとユーザーを追加しましたので、 今回は使用するディスクを追加します。

 目的はバックアップなので、記録するディスクに冗長性はいらないと言うなら簡単です。

 NAS4Free の管理画面のメニューから 「ディスク」 - 「マネージメント」を選びます。
Image:UNIX/20140313NAS4FreeAddDisk-0.jpg
 新規にディスクを追加する場合は、この画面で「+」のアイコンをクリックして、 ディスクの追加画面を呼び出します。
Image:UNIX/20140313NAS4FreeAddDisk-1.jpg
 追加するディスクを選択して、フォーマットする必要があれば、 「ファイルシステム事前フォーマット」の項目でフォーマット形式を選びます。
 様々な形式が選べますが、 FreeBSD ベースの NAS4Free を使うのですから、 一つのストレージデバイスを冗長性なしで使う場合は「 UFS(GPT and Soft Updates) 」を 選ぶのでしょう。
# ZFS を使う場合は「 ZFS storage pool device 」になります。

 「ハードディスクスタンバイ時間」とか「高度な電源管理」などの項目はお好みで。 ただし S.M.A.R.T. は USB 経由でディスクをつなげてる場合は 使えないようですのであしからず。

 最後に「追加」ボタンを押すと、「ディスク|マネージメント」に画面が推移して、 先ほど追加したディスクが追加されていることを確認してください。

 次に追加したディスクをマウントします。
 メニューから「ディスク」 - 「マウントポイント」を選びます。

 マウントポイントを追加するには「+」のアイコンをクリックして マウントポイントの追加画面を呼び出します。
Image:UNIX/20140313NAS4FreeMountDisk.jpg
 一つのデバイスにパーティションを一つしか割り当てていない場合は至って簡単です。 「ディスク」の項目で先ほど追加したディスクを指定して、 「ファイルシステム」の項目で先ほどフォーマットしたタイプを選びます。
 先ほど追加したディスクが UFS(GPT and Soft Updates) なら 「パーティションタイプ」は「 GPT パーティション」のまま、 「ファイルシステム」は「 UFS 」を選びます。 「パーティション番号」は「 1 」のまま触る必要はありません。

 ここでのポイントは「マウントポイント名」。
 ここにたとえば「 mnt_ufs 」と指定すると、 /mnt/mnt_ufs にディスクがマウントされます。 /mnt から記述する必要はありません。
 また「アクセス制限」も触らない方が無難です。 少なくとも Time Machine サーバー化に際して、変更の必要ありません。

 最後に「追加」ボタンを押すと 「ディスク|マウントポイント|マネージメント」画面に戻って、 今し方、追加したマウントポイントが一覧に追加されているはずです。

 さて、これで冗長性なしでディスクを追加する作業は終了です。
 バックアップとは言え冗長性は必要だろうという方もいらっしゃろうかと思いますが、 ZFS の設定の話を始めると長くなりそうなので、 次回はひとまず Time Machine サーバー化する設定の話を先にまとめておくことにします。

Ellinikonblue.com Weblog 「 NAS4Free でグループとユーザーを作成する」
Posted on Mar 15, 2014 at 18:07

ついに GIGABYTE GB-BXCE-2955 で NAS4Free が動くまで(完結編)

 前回までで GIGABYTE GB-BXCE-2955 で、 Realtek 8111G を認識して NAS4Free を起動させるカーネルをコンパイルするための準備は 完了しました。  では、いよいよコンパイルです。今回も作業はすべて root ユーザーで行いました。
 再度、 make.sh を起動します。
# cd /usr/local/nas4free
# svn/build/make.sh
 make.sh を起動して最初のメニューで 「 2 - Compile NAS4FREE from Scratch. 」を選び、 次のメニューで今度は「 3 - Build/Install the Kernel. 」を選びます。

 すると「 NAS4Free - Build/Install Kernel 」というダイアログ(下図)が表示されますので、 prebuild と build を選択して OK を選びます。
Image:20140312NAS4FreeCompile-0.jpg
 次に表示される「 NAS4Free - Kernel Patches 」はデフォルトのまま、 OK を選ぶと、コンパイルがスタートします。
Image:20140312NAS4FreeCompile-1.jpg
 あとは待つばかり…

 コンパイルが終了してから make.sh を終了させると /usr/local/nas4free/work 以下に待望の kernel.gz が!! (T-T)

 これを NAS4Free を仕込んだ USB メモリーの boot/kernel ディレクトリ以下( NAS4Free が起動したときの /cf/boot/kernel ディレクトリ以下)の kernel.gz と入れ替えます。
 すでにうちには FreeBSD をインストールした 東芝 dynabook UX がありましたので、 これに NAS4Free を仕込んだ USB メモリーを接続し マウントして置き換えました。

 そして GB-BXCE-2955 に 作業の終わった USB メモリーを接続して起動…感動です。 ちゃんとネットワークインターフェイスを認識して起動しました! ついに…ついにやりました!! p(T-T)q

 長かった。。。ここまでの道のり。。。
 と言うことで、やっと我が家で元気に稼働を始めました > GIGABYTE GB-BXCE-2955
Image:20140312NAS4FreeCompile-2.jpg
Ellinikonblue.com Weblog 「 ついに GIGABYTE GB-BXCE-2955 で NAS4Free が動くまで(準備編)」
Posted on Mar 14, 2014 at 18:43

ついに GIGABYTE GB-BXCE-2955 で NAS4Free が動くまで(準備編)

 東芝 dynabook UX に インストールした x86 版の FreeBSD 9.2 で コンパイルした 9-STABLE の x64(amd64) 向け実行ファイルでは、 GIGABYTE GB-BXCE-2955 で うまく動かなかったもので、最後の手段、NAS4Free の コンパイルに挑むことにしました。  そもそもにして FreeBSD の素人が、 クロスコンパイルなんてことに挑もうというのが間違いの始まり(<今頃、気づいた (_ _;> )

 いろいろ考えたのですが、 今回は MacBook Air にインストールしてある Parallels で仮想環境を作成し、 ここにちゃんと x64 版の FreeBSD をインストールして チャレンジすることにしました。
 これは NAS4Free をビルドするための make.sh を斜め読みして、どうもクロスコンパイルには対応していないような感じがしたというのも 大きな理由です。

 Parallels 上の仮想環境への FreeBSD のインストール自体は さほど難しくはないのでここでは省略します。
 ちなみに 1CPU/512MB Mem/12GB HDD くらいの環境で問題なく以下の作業は終了できます。

 仮想環境へのインストールが終わったら、まずは NAS4Free を ビルドするために必要な FreeBSD の最新のファイルを取得します。

 その前に…
 FreeBSD のコンパイル環境作成時と同様に、 subversion と、NAS4Free の ビルドするための make.sh を動かすために bash をパッケージインストールします。
# pkg_add -r subversion
# pkg_add -r bash
 次に NAS4Free の最新コードを取得します。
 まずは /usr/local 以下に「 nas4free 」という名前でディレクトリを作成して、 以下のコマンドを実行します。
# cd /usr/local/nas4free
# svn co http://svn.code.sf.net/p/nas4free/code/trunk svn
 NAS4Free のソースの取得が終わったら、 次は FreeBSD 9-STABLE のコードを取得します。
 これは先般、行ったように
# svn co svn://svn.freebsd.org/base/stable/9 /usr/src
として取得し、ひとまず /usr/src を /usr/src.9-STABLE としてリネームして保存しておきます。
# 9-STABLE のソースをコンパイルする必要はありません。

 それから再度 /usr/src ディレクトリを作成しておきます。

 ここまでの作業を正確に行っていれば、 NAS4Free をビルドするための make.sh を編集する必要はないはずです。
 make.sh を起動します。
# cd /usr/local/nas4free
# svn/build/make.sh
 make.sh を起動するとまずメニューが出てきます。
 このメニューで「 2 - Compile NAS4FREE from Scratch. 」を選びます。 するとメニューが遷移して 次のメニューで「 1 - Update FreeBSD Source Tree and Ports Collections. 」を選ぶと、 「 NAS4Free - Update Sources 」というダイアログ(下図)が出てきます。
Image:20140310NAS4FreeCompile.jpg
 ここで「 svnco 」を選択して OK すると FreeBSD 9.2 のコードの取得が始まります。
 これが終わったら、コンパイルを始めずに一度、make.sh を終了させます。

 目的は Realtek 8111G を認識させることなので、 これに該当する部分だけ、先ほど保護しておいた 9-STABLE のコードと置き換えます。
# cp /usr/src.9-STABLE/sys/pci/if_rlreg.h /usr/src/sys/pci/
# cp /usr/src.9-STABLE/sys/dev/re/if_re.c /usr/src/sys/dev/re/
 これで準備は終了です。
 次回はいよいよコンパイルして、 GIGABYTE GB-BXCE-2955Realtek 8111G が NAS4Free が動作する感動の最終回です (^^;;;>
Posted on Mar 12, 2014 at 20:50

動かないカーネルモジュール…そして最後はカーネルパニック orz

 何とかこうにか 東芝 dynabook UX に インストールした x86 版の FreeBSD 9.2 で、 9-STABLE のコンパイルを終わらせたものの、 実際の実行ファイルの取り出し方がわからず、またすったもんだして何とか以下のようにして /usr/amd64 以下にカーネルの実行ファイルを生成することに成功しました。
# make DESTDIR=/usr/amd64 KERNCONF=GENERIC TARGET_ARCH=amd64 installkernel
 このディレクトリ以下をまさぐると目的の if_re.ko もできていて、 これを gzip で圧縮して、NAS4Free を 書き込んだ USB メモリーに転送。
 そして、/cf/boot/loader.conf に
if_re_load="YES"
の1行を追加して早速起動してみました。。。が、 モジュールはロードしているようなんですが、結局、インターフェイスは認識せず… orz

 ん?ちょっと待てよ。
 そもそもにしてカーネルのコンフィグレーションファイルには
device re
 なんて1行があるんだから、ひょっとしてカーネルにドライバが組み込まれているんでは… と言うひらめきを得て、今度はコンパイルしたカーネルそのものを NAS4Free を 書き込んだ USB メモリーに転送。。。そして、起動!今度こそ…今度こそ…



Kernel Panic (T-T)

 だめだ o...rz
 そもそもこれちゃんと x64 版のコードはいてるのか? それどうやって確かめたらいいんや…もう無理。泣きそう (T-T)

 いや、めげん!まだめげん!!
 こうなったら毒を食らえば皿まで… NAS4Free の ソース引っ張ってきてコンパイルしてやる!!

 えぇ、もう首くらいまで深みにはまっている自覚があります (T-T)

Ellinikonblue.com Weblog
「 FreeBSD 9-STABLE コンパイル環境構築までの長い道のり」
「 FreeBSD 9-STABLE のコンパイルにチャレンジ」
Posted on Mar 11, 2014 at 20:57

FreeBSD 9-STABLE のコンパイルにチャレンジ

 なんとしても GIGABYTE GB-BXCE-2955NAS4Free を動かすため、 東芝 dynabook UX に x86 版の FreeBSD をインストールしました。

 私がやったときにもすったもんだはありましたが、 32bit モードで動く x86 版であれば、さほど労せずインストールできると思います (ので、インストール話は省略 m(_ _)m)。
 インストール時に気をつけることは、 インストール CD にソースコードが含まれていますが、これをインストールする必要はないということ。 そもそもコンパイルするのは 9-STABLE で現状の最新コードをコンパイルするため、 インストールイメージにあるソースコードには目的のリポジトリの情報も含まれていないためです。

 最新のコードを引っ張ってくるため、まず subversion をインストールします。
 難しいことはしません。以下のようにパッケージをインストールします。
(すべて root ユーザーで作業しました)
# pkg_add -r subversion
 次に 9-STBALE の最新のコードを /usr/src 以下にチェックアウトします。
# svn checkout svn://svn.freebsd.org/base/stable/9 /usr/src
 ここまで来れば、目的は if_re.ko が欲しいだけなので、 buildworld → buildkernel すればいいはずなんですが、 今、動いているのは x86 版の FreeBSD
 この環境で x64(amd64) のカーネルを作るにはどうするんだ…と調べると、 64bit mode の kernel の作り方 なるドキュメント発見。 これに習って…
# cd /usr/src
# rm -rf /usr/obj/*
# make cleandir ; make cleandir
# make TARGET_ARCH=amd64 buildworld
# make KERNCONF=GENERIC TARGET_ARCH=amd64 buildkernel
で、何とかコンパイル終了。 ちなみに Atom N280 では buildworld に半日以上かかりましたけど。。。 orz

 さてと…オブジェクトファイルしかないが、 これどうやって実行ファイルにするんだ? (_ _;>
 当然、x86 の環境でコンパイルした x64 のカーネルを installkernel とかやったら OS 飛ぶよね。。。 それぐらいはさすがにわかります (^^;>

 すみません。結論を先に行うと、この方法で作成したモジュールもカーネルも動きませんでした。 その顛末も含めて、もうちょっと続きます。おつきあいください m(_ _)m
Posted on Mar 06, 2014 at 19:38

FreeBSD 9-STABLE コンパイル環境構築までの長い道のり

 せっかく購入した GIGABYTE GB-BXCE-2955NAS4Free (9.2.0.1.943) を起動しても、 ネットワークインターフェイス (Realtek 8111G) を 認識してくれないので、FreeBSD 9-STABLE の 最新のコードをコンパイルしてモジュールを作成することを目指すことに決めました。

 えぇ、膝下くらいまで深みにはまっている感覚はあります (_ _;>  と言うことで、これまでちょっとした作業用に Ubuntu を入れていた 東芝 dynabook UXFreeBSD 9.2 をインストールを始めました。

 まずは取得した ISO イメージを CD に焼いて、 DVD ドライブを USB で接続して起動!…あれ?インストーラーが立ち上がらない???
 こんなところからか… orz

 クールなコンソール画面にずらずら表示されるエラー情報の肝はここでした。
「 Mounting from ufs:/dev/CD9660/FREEBSD_INSTALL failed with error 19 」
なんだこりゃ? (> <)

 Google さんに聞いても明快な答えが返ってこない (難しい英語は読めない)のですが、何となく「接続しているポートが悪い?」と理解して、 USB ポートをつなぎ替えたら立ち上がりました。
 まずは第一関門通過! (^^)/

 しかし、次の関門はすぐ待ち構えていました。インストーラーが始まらない。。。なぜ!?
 どうもこの CPU では動作しないと言うようなメッセージが表示されているような… Atom とはいえ、Intel 製ですぜ… x64 のバイナリで動かないわけが…は!(゜Д゜)

 そうです。
 今時の Atom はすべて 64bit 対応ですが dynabook UX が搭載する N280 は第一世代の Diamondville でかつ 64bit に対応しない数少ない Atom だったのです o...rz

 x86 版の FreeBSD をインストールして、 x64(amd64) のバイナリを作らないといけないのか…これは険しい道がさらに険しくなりました (T-T)

 しかし、x86 版 FreeBSD 9.2 のインストールは、 全編 CUI での作業になりますが、特に難しいところはありませんでした。 無線 LAN の設定って CUI でどうすんだろう?と戦々恐々としていましたが、 これもインストーラーがインターフェイスを認識するといくつかの設定値を聞いてくるので、 それを正しく設定すれば、インストール終了後、すぐに使えるようになりました。

 で、dynabook UXFreeBSD 9.2 が無事起動 (^O^)
 さぁ 9-STABLE のコードを引っ張ってきて、 x86 の Atom N280 で x64(amd64) の kernel を構築するぞ!…ってまだまだ先は長そうだ orz
Posted on Mar 05, 2014 at 20:20

Ubuntu 14.04 LTS (Trusty Tahr) リリース間近か…

「 Ubuntu 14.04 LTS ベータ版登場、 GNOME 3.10 に対応」マイナビニュース より)

 そうか、今年は Ubuntu の LTS(Long Term Support) がリリースされる年か…

 そうか…よし!覚悟を決めた!!
 東芝 dynabook UXFreeBSD インストールしてくれる!!!

 今、Ubuntu 12.04 LTS をインストールして、 ときどき使っている dynabook UX に、 常時必要なデータは保存していませんし、 先般、NAS4Free を動作させるために購入した GIGABYTE GB-BXCE-2955 に搭載されている ネットワークインターフェイス Realtek 8111G を認識させるために、 FreeBSDdynabook UX に インストールして、最新のソースコードをビルドできる環境を構築してやる。  そして、8111G 用の最新モジュールをコンパイルするという目的が達成できたあとは、 そのまま FreeBSD 環境としておいておくのもよし、 もうすぐリリースされる Ubuntu 14.04 LTS を インストールし直すもよし。。。

 よし決めた!やってやる!!やってやるぞ!!! (`Д´)/
# なんか深みにはまり始めている気は何となくしなくは… (_ _;>
Posted on Mar 03, 2014 at 19:37

なぜ GIGABYTE BRIX GB-BXCE-2955 を買ってしまったのか #2

 NAS4Free を本格運用するためにと購入した GIGABYTE 製の超小型ベアボーン BRIX GB-BXCE-2955 ですが、 困ったことに NAS4Free (9.2.0.1.943) を起動しても、ネットワークインターフェイスを認識しません。  よくあるよね…確かにそうなんですが、 フルバージョンの Linux が動作していれば、ドライバのソースコードを拾ってくるなりして、 対応のしようもあるのですが、 NAS4Free は NAS 用途に特化した FreeBSD 系のディストリビューションで、 しかも、 USB メモリーにインストールする Embeded 版では 当然コンパイル環境などあるわけもなく。。。さてどうしたものか? (_ _;>
Image:20140301GB-BXCE2955-0.jpg
 GB-BXCE-2955 に搭載されている ネットワークインターフェイスは Realtek 製の 8111G と言う製品で、どうも(起動したあとの) /cf/boot/kernel ディレクトリ以下にある if_re.ko.gz と言うモジュールの問題らしいのですが、 すでに FreeBSD のフォーラムでも話題になっていて、 リリース 10.0 では対応しているらしいのですが、今のところ 9.2 は対応していないみたい。
 従って、 9.2 ベースの今の NAS4Free では 認識しない様子。
# すべて英語のドキュメントを落第点の人間が読み流したまとめなので鵜呑みは禁物 (^^)b
## 【3/10 追記】 結果として問題は if_re.ko モジュールではなく、カーネルそのものにありました。

 すでにパッチもあって対応方法もあるのですが、 当方には FreeBSD のコンパイル環境、 およびそれを実践する知識もなく、 すでに Realtek 8111G に対応しているという FreeBSD のルータ用途向けディストリビューション BSD Router Project から 同名のモジュールを引っこ抜いてやろうと画策したのですが見当たらず。。。
 FreeNAS に至っては起動も完了しないし。。。 (やっぱりリンクアップもしていない感じ orz )

 く。。。せっかく買ったのに。。。 (T-T)
 10.0 ベースの NAS4Free が登場してくれるか、 パッチを取り込んだ 9.x 系をリリースしてくれるか。。。 もうちょっと気合い入れて自己努力もしてみますが、早い対応を切に望みます (T-T) > NAS4Free

「 BSDRP 1.5 登場」マイナビニュース より)
Posted on Mar 02, 2014 at 09:58

なぜ GIGABYTE BRIX GB-BXCE-2955 を買ってしまったのか

 自宅のバックエンドに用意するストレージサーバーとするハードウェアをどうしようかと さんざん悩んだのですが、結局、 GIGABYTE 製の超小型ベアボーン BRIX の Celeron 搭載モデル GB-BXCE-2955 を購入しました。  Celeron 搭載モデルとはいえ、約 30,000 円弱するベアボーン PC で Intel 製の NUC の Celeron 搭載モデルと比較すると 明らかに高価に思えます。
Image:20140301GB-BXCE2955-0.jpg
 ただ、もともと NAS4Free を動かすために、 それほど暴力的な CPU 処理能力は必要としないと考えていたので、 Celeron クラスの Intel 製 NUC と比較してみたのですが、 一世代前の Celeron 847 を搭載する DCCP847DYE では USB ポートが 3.0 には対応せず、 Bay Trail-M 搭載の DN2820FYKH は USB 3.0 はわずが1ポート、おまけにメモリスロットも1スロットしかなく、 将来的な拡張性に不安があります。

 ストレージそのものは外付けで拡張していこうと考えていたので、 USB 3.0 のポート数は多ければ多いほどよく、 またそれなら eSATA をもつ Mini-ITX などで小型の PC を組むことも検討したのですが、 最大出力で 60W 前後しか消費しない省電力性能には及ばないと判断して、 この GB-BXCE-2955 を選びました。
Image:20140301GB-BXCE2955-1.jpg
 ひとまず NAS4Free は USB メモリーにインストールして使おうと思っていたので、 内蔵用のストレージのたぐいは購入せず、 GB-BXCE-2955 本体と SO-DIMM だけを購入しました。
 ただし、GB-BXCE-2955 に搭載される Celeron は Haswell ベースなので、通常の SO-DIMM ではなく 1.35v の低電圧タイプの SO-DIMM でないと動作しないことには注意が必要でした。  ひとまず到着した本体を開けて、 NAS4Free を使う分には 無線 LAN モジュールは必要ないので取り外し、 メモリを差し込んむだけでセットアップは完了です。

 これように別途購入した超小型の USB メモリ ( バッファローRUF2-PS4GS )に NAS4Free を仕込んで 起動してみると、起動はしました。 OS 自体は…
 全く私事ですが、GIGABYTE のマザーボード製品とは相性が悪く、 初期不良なく起動しただけでも普段なら感動ものなのですが、 ただネットワークインターフェイスを認識しません。。。え?どうすんだこれ???

 NAS4Free は NAS 用にアプライアンス化されているディストリビューションなので、 ドライバのソースを持ってきてコンパイルだなんだ…そもそもできるの?
 なにより NAS4Free の Embeded 版は、 メインメモリ上に OS イメージを展開して起動しているのに、 どうやってドライバを組み込むの?ネットワークインターフェイスも起動してないのに… orz

 すでに泣きそう (T-T)
 せっかく買ったのに…どうしよう…と言うところで、今、猛烈に悩んでいます (> <)

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