Crucial CT120M500SSD3NAS4Free をインストールした GIGABYTE GB-BXCE-2955 に追加して、 スワップの有効化と、 ZFS の L2ARC/ZIL を SSD 上に設定しました。

 スワップを有効にしてもパフォーマンスは変わりませんが、 果たして L2ARC/ZIL を SSD 上に設定してどの程度効果があるのか?

 半信半疑で、今回、 L2ARC に 20GB の容量をとってみましたが、 普段、ディスクイメージがこのサイズに収まる Linux 系の仮想マシンでは、 明らかに再起動等が早くなりました。これはすぐに実感できました。

 一方で、ディスクイメージがこの L2ARC のサイズに収まらず、 またファイル I/O に関する処理が頻繁な Windows 7 がインストールされた仮想マシンで、 客観的にどの程度パフォーマンスがアップしたかを確かめてみました。

 ちなみにこの L2ARC/ZIL の設定を行う前に、 CrystalDiskMark で、 ローカルのドライブへのアクセス速度を計測してみたところ、以下のような結果でした。
Image:UNIX/20141106CDM_WinVM.jpg
 さんざんです orz

 参考として普段、私が使っている自作機(デスクトップ)ではこんな感じです。
Image:UNIX/20141106CDM_Desktop.jpg
 Intel 製 SSD を搭載して Intel Smart Response Technology を有効にしてありますので、 かなり早い部類に入ると思いますし、これと仮想マシンのディスクイメージへのアクセス速度との 比較は酷だとは思いますが、それにしてもパワーアップ前はひどすぎました。

 それがここまでアップしました。
Image:UNIX/20141106CDM_WinVM2.jpg
 いやまぁ通常のデスクトップ環境には遠く及びませんが、 それでも 3 倍から条件によっては 5 倍近くの改善がはかれました。
 ZIL だけ無効にしての計測はしていませんので、これだけでの威力は定かではありませんが、 仮想マシンのディスクイメージが小さい場合の威力は絶大なので、 おそらくこれは L2ARC の威力は偉大なように思います。

 NAS4Free が今後のバージョンアップで USB 3.0 にしっかり対応してくれれば、これ以上のパフォーマンスアップが実現できそうですが、 現時点で SSD 代 9,000 円弱の投資効果としてはかなり満足しています (^^)v

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「 NAS4Free で ZFS の L2ARC/ZIL を SSD 上に設定する」
「 NAS4Free でスワップを有効にする」