Zazu は、 Launchy ライクな コマンド入力型ランチャーで、 Electron で 動作するところも好みでした。

 プラグインで機能を拡張することができ、 もともと Launchy の代替として、 以下の設定ができることを必須として探したので、これにも対応できます。
  1. 呼び出し用のホットキーは alt + スペースキーに変更できる
  2. shutdown や reboot などシステムコマンドを実行できる
    → zazu-system プラグインを追加
  3. スタートメニューに登録されているプログラム以外にも、任意の実行ファイルを 追加できる
    → zazu-file-finder の設定に実行ファイルのあるディレクトリを追加
 が、そもそも設定からハード。ダイアログなんて優しいものは出てきません (^^;A
 設定は全てユーザーフォルダー (%USERPROFILE%) にある .zazurc.json ファイルを エディタで変更するというもの。
 プラグインベースで機能を拡張もすべて、上記の設定ファイルに記載するという徹底ぶり。
 実際、上記の機能を実現すると、 Zazu の設定ファイルは以下のようになりました。
{
  "hotkey": "alt+space",
  "theme": "tinytacoteam/zazu-light-theme",
  "displayOn": "detect",
  "plugins": [
    "tinytacoteam/zazu-calculator",
    "tinytacoteam/zazu-template",
    "tinytacoteam/zazu-system",
    "tinytacoteam/zazu-package-manager",
    {
      "name": "tinytacoteam/zazu-file-finder",
      "variables": {
        "append": true,
        "directories": {
          "appPath": [
            "D:/Program Files",
            "D:/Program Files (x86)"
          ]
        }
      }
    },
    {
      "name": "tinytacoteam/zazu-fallback",
      "variables": {
        "rootSearches": [
          "google"
        ]
      }
    },
    {
      "name": "tinytacoteam/zazu-clipboard",
      "variables": {
        "ClipboardKey": "cmd+shift+v"
      }
    }
  ]
}
しばらく使ってみて、使い勝手も良ければ、 Electron ベースだし、 Mac でも使ってみようか…と思っていたのですが、 以下の理由と、四苦八苦して設定を完遂した Keypirinha があまりに軽快だったので、 Zazu はやめました。
  • とにかく立ち上がりが遅い。パワーのない PC だと特に遅い
    Electron ベースだから 仕方がないと言えばそうなのですが…)
  • Windows 版だと呼び出すプログラムのアイコンすら表示されない。 ホットキーで呼び出して、さっと目的のプログラムを立ち上げることが目的なのに 視認性で劣る。これは致命的
ということで、今は Keypirinha を 使っています。 次回はこの Keypirinha の 設定についてまとめます。

プラグインで自由に機能を追加・削除できるコマンド入力型のアプリランチャー「Zazu」/オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応アプリ【レビュー】