今回、Inspiron Zino HD に Ubuntu 10.04 LTS を 導入して KVM 環境を導入し、 そのゲスト OS として CentOS 5.5 を インストールしました。
 その CentOS に限らず、 昨今のディストリビューションでは インストール時に最低一つの一般ユーザーを作成することが必須になっていて、 しかもそのユーザーのユーザー ID 、及びグループ ID を任意に設定できません。
 そこでインストール時に作成したユーザーの ID および グループ ID を変更したところ、X が立ち上っても何も表示されず、 挙げ句の果て表示されたのは

「設定サーバ (gconfd) との接続に失敗しました~」

と言うご無体なメッセージでした orz

 普段、コンソールで使いますので、特には困らないのですが、 気持ち悪いので本腰入れて調べたところ、 X 起動時に作成されるファイルがユーザー ID や グループ ID を変更したことによって、 書き換え不能になっていたことが原因でした。

対処としては以下のようなファイルが作成されていたら削除してみてください。
  /tmp/.ICE-unix/*
  /tmp/.X11-unix/*
  /tmp/orbit-`echo $LOGNAME`/*
  /tmp/=.mapping-`echo $LOGNAME`
  ~/.gconf/
  ~/.gconfd/save_state
  ~/.gnome2/.gnome-smproxy*
  ~/.gnome2/session
  ~/.metacity/sessions/*.ms
うちではこれで解消しました。