仕事ではないんですが、最近、 WordPress を使って、 一からサイトを立ち上げるってことを経験させてもらって、 本当にいろいろ勉強になりました。

 この件に取り組むために、 Docker を使うことに ちょっと真剣に取り組み始めたこともそうですが、 集客を目的としたサイトを組み立てることに際して、 いかに WordPress というツールが よくできているかを思い知りました。

 インストールなど、多少、手のかかることはありますが、 ただ WordPress が動き出すと、 しっかりしたテーマを選択して、サイト名など初期設定を済ませれば、 今なら見栄えもよくレスポンシブなブログサイトが半日もかからずにでできあがってしまします。
 ウィジェットなどの配置やサイドバー、フッターなどレイアウトの変更に加えて、 子テーマを作るというスキームもあるので、ある程度の見栄えの変更も容易です。
# もちろん、私の場合は事前に Docker で環境を作って 勉強していたことが役に立ったということもありますが…

 そこからプロモーションのために用意した TwitterFacebook ページへ連携するボタンの設置も、 Google Analytics との連携も、 PubHubSubbub で更新を通知したり、 広告の設置や簡単な SEO 対策もぜーんぶ プラグインをインストールして、それを設定するだけでできてしまいます。

 たったこれだけのことをやるために blosxom では どれだけの時間と労力を要したことか orz …を考えると、 やはり WordPress の優秀さが身にしみます orz

 技術顧問と祭り立て上げられ、まぁひとまず VPS(Virtual Private Server) の初期設定から、 ドメイン取得と DNS の設定、 WordPress のインストールからサイト構築、 簡単なメールの設定 (Postfix) まで半人日でたたき上げ、ひとまずは祭り立て上げられた分は面目を立て、 それからせっせとコンテンツを詰め始め、 一日もしないうちに Google のクローラーがやってきて、 三日もしないうちに検索で人がやってくるようになって、 半月経ちましたが、すでにうちの Photolog の ページビューを軽く凌駕しています。
 正直、ここ のページビューを 超えるのも時間の問題でしょう orz

 内容がある程度キャッチーと言うこともありますが、 やはりサイトを立てて何をしたいかと言うことを明確にしておくと言うことが今更ながら、 最も大事なのだと言うことを思い知りました。

 少なくとも「書くことで何かを伝えたいのか」、それとも「研鑽のための技術的チャレンジをしたいのか」は 明確にしておくべきでしょう。

 なにも「 WordPress 万歳!」と叫ぶ気はないのです。
 正直、プラグインやテーマを自分で作ってメンテするレベルになるには、 相当な知識量の習得が必要になります。
 これが WordPress を使う上での一つの壁であって、 逆に Perl の基礎知識がある人間であれば blosxom でプラグインなどを作る方が、 遥かにハードルは低いように思います。

 ただ凡庸な一人の人間が一定期間でできることには限りがあります。
 少なくとも技術の習得を目的とせず「人に何かを伝える」ことに専念したいのであれば、 それに集中するための道具をやはり選ぶべきです。
 その一つとして WordPress は 推薦できる道具の一つだと感じました。
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