「 Microsoft 、『 Windows Vista 』のラインナップを公開」PC Watch より)

http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/default.mspx
 今年中に出荷されるという Windows Vista の 製品ラインナップについては、以前、 漏れ伝わっていた 情報 がありましたが、 この度、これが正式に発表されました。
【旧商品】Microsoft Windows Vista Ultimate 通常版
( マイクロソフト )
¥29,800
 びっくりの品揃えです。
  • 法人向け
    • Windows Vista Bussiness Edition
    • Windows Vista Enterprise Edition
  • 個人向け
    • Windows Vista Home Basic Edition
    • Windows Vista Home Premium Edition
  • Windows Vista Ultimate Edition
 以上、すべてに 32bit 版と 64bit 版が存在し、 Basic/Bussiness Edition については欧州向けだけですが Media Player 抜きの 「 N 」バージョンが、更に 32bit 版のみですが新興市場向けには Starter Edition も 用意されるらしいので、実に 15 種の亜種が存在することになります。
 Enterprise Edition はボリュームライセンスのみになるとは言え、 日本市場だけに絞っても 8 種類の Windows Vista が 一般販売されることになります。

 私的には Enterprise Edition と Ultimate Edition に搭載される 仮想化ソフト「 Virtual PC Express 」が欲しいので、 必然的に Ultimate Edition を選択するとは思いますが、 まず間違いなくこの Ultimate Edition は通常パッケージで 3 万円前後になりそうな気がします。
 オペレーティングシステムに 3 万か。。。ちょっとげっそりしてます。

 システムエンジニアの端くれとしては、ソフトウェアやシステムの検証や、 システム管理のことを考えてしまいます。
 すでに Widnows だけでも、未だに 98 や ME 、NT も平然と存在している上に、 2000 、 XP Home/Professional に 2003 Server があり、 この上に Vista が 10 種類と… うげ、気分が悪くなってきました…早退させてくださいって感じです (^_^;>
 ただでさえ、最近、Windows のネイティブアプリケーション開発離れが言われるのに、 このバリエーションの多さ。 これで x64 用のバイナリまで手が回るのは、一部の大手だけになってしまって、 64bit 化という進化が鈍りそうな気がしてなりません。
 個人的にも新規の Windows ネイティブアプリケーション開発案件には関わらず、 ウェブアプリーションで生きていこうと既に思ってしまってます (^O^;>
 おそらくはカーネルは単一で、インストールするモジュールによって、 エディションを変えているのだと思いますので、願わくば Ultimate Edition には、 一撃で一時的にエディションを切り替えられるスイッチャーのようなアプリケーションを 用意してもらえないでしょうか?
 開発検証と言う用途で、単にオペレーティングシステムを入手するだけなら Microsoft Windows MSDN Deluxe Edition を買えばいいだけですが、 検証時の作業効率を考えるとやっぱりこの手のツールを考えて欲しいところです。
【旧商品】Microsoft Windows MSDN Deluxe Edition
( マイクロソフト )
¥39,800
 未だ発売時期が確定していない上、更にこのニュースは Vista への不安感を煽ってしまっているような気がしてなりません。