それでは以下の材料、
  • ruby-2.2.1-x64-mingw32.7z
  • DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe
を用意したところで、 Rumix 2 は USB 版が X:¥Rumix2 に展開(インストール)されているものとして、 以下のように材料を捌きます。
  • ruby-2.2.1-x64-mingw32.7z は X:¥Rumix2¥ruby¥ フォルダー以下に 「 2.2.1 」フォルダーを新規に作成し、ここに解凍します。
     解凍してできあがったフォルダー (ruby-2.2.1-x64-mingw32) を 「 x64-mingw32 」とフォルダー名を変更します
  • DevKit-mingw64-64-4.7.2-20130224-1432-sfx.exe は X:¥Rumix2¥ruby¥ フォルダー以下に「 devkit-mingw64-64 」というフォルダーを新規に作成し、 ここに解凍します。
 ここまで Ruby の処理系と Development Kit を用意できたら、 次に X:¥Rumix2¥shell¥nyaos¥_nya.d 以下にある 「 rumix_conf.ny 」という処理系などへのパスの設定をしているファイルを編集します。

 要は新しく用意した処理系と Development Kit へのパスに書き換えます。
 もともと「 2.0.0¥i386-mingw32 」とか「 2.0.0/i386-mingw32 」となっていたところを「 2.2.1/x64-mingw32 」に、 「 devkit-mingw64-32 」となっているところを「 devkit-mingw64-64 」に変更します。

 具体的には以下の部分です。
# 変更部分だけに端折ってあります m(_ _)m
:(略)
# rubyのパスを環境変数に追加
set PATH+=%NYAOSDIR%¥..¥..¥ruby¥2.2.1¥x64-mingw32\bin
:(略)
#=BEGIN usbrumix-devkit
# devkitをその場でインストール (USB Rumix用)
cd %NYAOSDIR%/../../ruby/devkit-mingw64-64
ruby -e "open('config.yml', 'w'){|f| f.puts '---'; f.puts '- ' + File.expand_path(ENV['NYAOSDIR'] + '/../../ruby/2.2.1/x64-mingw32')}"
:(略)
 ここまでの作業が終われば、 Rumix 2 付属の ckw-mod を立ち上げると、 以下のように入れ替えた Ruby のバージョンが表示され、 Devlopment Kit も使える状態になっています(のはずです)。
Image:Computer/20150405Rumix2RubyUpgrade.jpg
 あとは、以下のコマンドを実行して gem まわりを最新化できれば、 アップグレードできているのではないかと思われます。
# ただし、これまでインストールした gem はなくなってますので、 再度インストールし直してください m(_ _)m
# gem update --system
# gem update
 実際、この環境で RubyInstaller for Windows に同梱されていた bigdecimal のようなネイティブな gem もコンパイルできたましたし、 なにより Compass をインストールして、 必要な他の gem もコンパイルできました。
 個人的には Ruby の処理系に求める機能を実現できたので、 上出来としておきます。

 これで引き続き Rumix 2 で 最新の Ruby 環境をお楽しみいただけるかと思います (^^)v Ellinikonblue.com Weblog 「 Rumix2 の Ruby を 2.2.0 系にアップグレードしようと考えた」