新・ OS X ハッキング! 第 110 回 「 Mavericks にしたら NAS がおかしい、そんなときの対策」マイナビニュース より)

 実は Mavericks にアップデートした前後で、 Windows ファイル共有、具体的には Linux にインストールした Samba 経由での ファイル転送速度が異常に遅くなっているのではないかとは感じていました。

 ま、実際、 MacBook Air でも使う共有ファイルは、 おおかた Dropbox においているので、 気になって仕方がないと言うことはなかったのですが、 たまたま自宅のファイルサーバーにおいた大きなファイルを操作したときに、 以前 (Mac OS X 10.7 Lion) とは比べものにならないくらい遅いと実感したときから、 気になって仕方がなくなりました。

 しかしながら、 MacBook Air は 自宅内 LAN に無線で接続していて、 自宅はマンションなので無線環境が悪くなってきているのかもしれませんし、 かといって、今更、 OS をダウングレードして検証してみる気にもさらさらなりませんでした。

 原因がわからずこれまで放置していた問題なのですが、 上記の記事をたまたま見て「ピン!」と来ました (^^)b
 Mac OS X ではこれまで AFP(Apple Filing Protocol) がファイル共有における最優先プロトコルだったのですが、 Mavericks から SMB(Server Message Block) 、しかもその上位互換の SMB2 が最優先になっていました。
 想定として SMB2 でチャレンジしてだめだった場合、 SMB で接続してくれてそうなものですが、 明らかにファイル共有のパフォーマンスが落ちているので、 ひょっとするとファイルサーバー側が SMB2 をしゃべってくれればこの問題を解決できるのでは。。。 と考えたわけです。

 そこで Samba が SMB2 を しゃべれるかどうかを調べてみたところ、 バージョンが 3.6 以上であれば SMB2 は実装されており、 デフォルトでは有効になっていませんが、 設定ファイルを変更することで有効にできることがわかりました。

 これだこれ!よかったよ Linux でファイルサーバーを構築しておいて (^^;A
 サードパーティー製の NAS だったら上記記事のように MacBook Air を 強制的に SMB でアクセスさせるようにするしかなかったところ。。。 ん!?あれ?ちょっと待てよ。うちの自宅サーバーの Samba の バージョンっていくつだっけ。。。 d(^^;

 と言うわけで、次回はファイルサーバー側で設定を変更して問題解決に至る…予定です f^^;;;>

「 Linux レポート - Samba 新版 3.6 は新プロトコル SMB2.0 に対応、 Windows から高速にアクセス」ITpro より)