「 英ボーダフォン、日本法人をソフトバンクに売却で交渉」ケータイ Watch より)

 ずいぶん前から噂は聞いていました。
 ソフトバンク が、 移動体通信事業に参入を表明してから、既存キャリアが使用している 800MHz 帯の 割り当てを要求していたことは、あまりにも大きくニュースで取り上げすぎました。 このときから新規参入組が、既存キャリアや監督官庁とことを荒立てずに手に入れるには、 買収して引き継いでしまえば一番手っ取り早いと言うことは、 誰の目にも明らかでしたから、動きもあったでしょうし、 噂を聞き始めたのもこの直後くらいからでした。
 日本の場合、こういう話が表立って発表されると言うことは、 もう話としてはかなり煮詰まっているのでしょう。

 おそらく通信業界では過去最大の買収劇になると思われます。
 新規参入で既存の携帯ビジネスの枠組みを変えてくれることには期待しますが、 既存の決して小さくない ボーダフォン の リソースを抱えて、フレッシュさが失われないかどうかが心配です。
 また ボーダフォン 日本法人の方も、 大変な変革の波にさらされることになるかもしれません。
 いろんな意味で注目もしますし、渦中にいる方々には、 ある意味通信業界の変革の最先端にいるんだと、 自分を鼓舞してがんばって欲しいものです。