Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Nov 02, 2006 at 23:49

何より正々堂々とお願いします

「 MNP 後の端末販売シェア、au とソフトバンクが増加──ドコモは 5% 減」ITmedia +D より)

 なんだかんだ言って、結構盛り上がっているようです。 番号ポータビリティ。
 しかしですね、au は前評判通り 多数のユーザを獲得したようですが、 ソフトバンクMNP システムでトラブってみたり 、それに対して待ってましたと言わんばかりに 大人げなく 文句言ってみたりドコモドコモ で 「 ソフトバンク だけに限って言えば 流入者の方が多い」とか言って子供のけんかじゃないんだから。。。
 そしてとどめは、 ソフトバンク が、その広告に対して 公取に つっこまれる 始末。

 ビジネスなんだから、もうちょっとスマートに行きましょうよ。 今日明日で決着がつく話でもないんだから。。。そして何より 正々堂々とお願いします。

「 ソフトバンクの MNP システムに障害、ドコモや au に乗換え不可」
「 ソフトバンクとの MNP 業務再開、ドコモ・ au は改善を要求」
「 ソフトバンク、『 0 円』広告を修正へ」
(以上、 ケータイ Watch より)

Posted on Nov 02, 2006 at 23:14

第二の…

「 NTT東西、『 L モード』の新規受付を11月末で終了。サービス終了も検討」INTERNET Watch より)

 遠い記憶ですが、始まる前はずいぶんすったもんだがあって、 最後には「やることに意義があるんです!」と言うような発言も あったような気がします。 あの発言を聞いたときにこうなることは何となく予想できました。 ずいぶんあがいたなぁと言う印象です。
 少なくとも収益を期待するサービスとして、 実施することそのことだけに意義のあるものなどありはしません。 所詮、「こういうことやってやるから、皆のもの使えよ」と言う御上的発想か…とか、 子会社の大ヒットサービスの二匹目のドジョウを親会社がねらうところがやらしいなぁ…とか 開始当時は思いましたし。。。( L モード on フレッツが始まったときは、 もしや化けるか?とも思いましたけど) やっぱり第二の 「 キャプテンシステム」 になってしまいましたか。
Posted on Nov 02, 2006 at 00:05

真を写す

「 フォトレポート:出回り続ける修正写真の数々」CNET Japan より)

 現実問題として、コンパクト機においてはほとんどデジタルが席巻し、 一眼レフに至っても、老舗メーカーすら次々と撤退する現状を鑑みても、 デジタルカメラというデバイスが、今後も銀塩カメラを置き換えていくことを 否定する人はいないでしょう。
 私自身もこの潮流を否定する気はないのですが、漠然とではありますが、 ぬぐいきれない不安は感じます。

 銀塩と違って、デジタルカメラであれば撮ってすぐに作品を閲覧できます。 多少の設定ミスや、画角などはあとで修正することもできます。 色味も自分の好みに合わせることも出来ますし、 極端な話、都合の悪いものは消してしまうことすら出来ます。
 しかし、本来、カメラというデバイスを使って行う「真を写す」と言う行為から 逸脱しているような気がしてならないです。

 銀塩でも撮ったものに対してある程度手を加えることは出来ます。 また合成などという技術があるように、現実にない絵を作り出すことも出来ます。 しかし、それが作り出された「偽」か、写し取った「真」かを見分ける技術というものも ある程度確立されていています。
 ところが、デジタルカメラで撮ったデータというものは、 突き詰めていくと CCD が読み込んだ RGB のビット列であって、 日々進化していくグラフィック技術を持ってすれば、 いつかは誰も看破できない「偽」を作り出せてしまうでしょう。
 デジタルカメラを扱う雑誌などにも、 レタッチ技術などを紹介する記事が当たり前のようにあります。
 デジタルカメラというデバイスが単に美術的なグラフィックスを 創り出すための道具と言うことならそれでもよいのでしょうが、 真実を伝えるため伝達手段としての側面において、 カメラというデバイスはいつまで「真を写す」デバイスであり続けられるのでしょうか?
 この疑問に明確な回答が得られない限り、 私の感じる不安はぬぐい去られることはない気がします。