「 ニコン、フルサイズセンサー搭載のデジタル一眼レフ『 D700 』」デジカメ Watch より)

 ニコン のエントリー機 D60異常なまでの値下がり を きっかけに情報収集を始め、 キヤノン 及び ニコン から 6 月中旬から終わりにかけて、 新製品の発表があると言うところまでキャッチして万感の期待を込めて待っていました。

 しかし、発表された新製品はというと、 キヤノンEOS Kiss F と言う 謎の低価格機 、 そして ニコン からは FX フォーマットの D3 の廉価版 D700 でした。  廉価版とは言え、小型化が進み、D3 にはない イメージセンサークリーニングが搭載され、個人的には D3 より 魅力的に映ります。
 しかし…ボディーだけで 300,000 円オーバーするカメラをしがないサラリーマンは買えん orz  個人的に ニコン の発表に期待していたのは、 DX フォーマットの中級機、D80 の後継機でした。
 確かに D700 は魅力的な機種ですが、 これは賛否両論あるでしょうが、将来的に DX フォーマット、所謂 APS-C サイズかそれ以下の イメージセンサーを搭載しているデジタル一眼が主流になっていくと思っており、 FX フォーマットのような 35mm フルサイズセンサーを搭載するカメラは、 プロかもしくはそれをめざす人たち、もしくは一部の富裕層向けの商品となると思っています。
 一眼レフという完成されたメカニズムに対して、 マッチするのはフルサイズセンサのみと言う意見もあるようですが、 それは銀塩時代のメカニズムにマッチしているだけであって、 これからも進化を続けるテクノロジによって、 APS-C サイズ以下のセンサでも最適なメカニズムへと進化をつづけるに違いありません。
 逆にフルサイズセンサでは、半導体技術の進化によってコストを下げながら高性能化していくには限界があり、 またこのレベルの製品を求める層にとって中途半端な性能では満足してもらえず、 ボリュームゾーンの価格帯までコストを下げていくには障害が多すぎますし、 たとえその努力によって技術が蓄えられても、それは小型センサー機にも当然反映され、 結局、小型センサー機の方が安く、そこそこ高性能を担保していけるため、 ボリュームゾーンではやはり小型センサー機の天下は揺るがないのではないでしょうか。

 ま、それはさておき。
 これで今夏、デジタル一眼を買うとしたら、 ニコン D60キヤノン なら鬼子 EOS Kiss X2 の 二択となってしまいました。
 夏にバカンスで北海道旅行を計画しているためそれまでに絶対に欲しいので、 「次まで我慢する」と言う選択はできそうにありません。  ニコン への憧憬を捨て去って、 EOS Kiss X2 にするか、 ボディはおまけと割り切って D60 にするか… あぁ究極の選択 )T-T(  あなたならどうします?