さて ニコン から D700キヤノン から EOS Kiss F の発表を受け、 いよいよ今夏、個人で購入するデジタル一眼カメラの候補は、 ニコン D60キヤノン EOS Kiss X2 の 二製品に絞られました。
# 当然、個人持ち初のデジタル一眼となるため、 購入するのは当然ダブルズームキットとなります。

 さて上記の二製品を感情抜きに機械として比較した場合、 どう考えてもキヤノンEOS Kiss X2 の方が上です。
 この EOS Kiss X2 は単純に画素数、測距点数だけでなく、 二世代目となるダストリダクション機能、ライブビュー機能と 現在、考え得る性能、機能を目一杯に詰め込んだ製品です。 機能的には昨秋、鳴り物入りでデビューした 同社中級機 40D と 利用シーンによっては同等クラスの性能を持ち、 売れ線だった同機をたった半年足らずで過去の製品にし、 またその低価格故、昨今発売された廉価版であるはずの EOS Kiss F と明確な価格差がつけられなくなっています。
 市場で他社の製品を寄せ付けない売り上げを誇っているだけではなく、 自社の別カテゴリの製品のシェアすら食ってしまう、 まさに「鬼子」と言っていい製品ではないでしょうか?  おそらく比較の対象がこの EOS Kiss X2 でなければ、 これほど悩まず D60 を選択したでしょう。 それほどまでに魅力的で、またおそらく数年経って 「歴史的名機」と呼ばれる可能性もあるとすら思っています。

 それでも D60 を買おうかと思っている自分がいるんですが… 「ニコン」と言うブランドに対して、 何の感慨もない人から見れば、愚か者の選択と言われるでしょう。
 それでもこの選択をするに至ったそれなりの理由はあるのです。 まぁそれなりなんですが…