前回、長文になってしまって最後の方が Facebook 万歳とも とれるようなオチになっているような気がして、 今回はそれを誤解のないよう補足しておきたいと思います。

 あらかじめ断っておきますが、 Facebook にケチを付けたいわけではありません。
 日本でも普及の兆しを見せ、世界で数億と言うユーザーを抱えていますが、 Facebook の真の価値はそのサービスにあるのではなく、 インターネットの世界に リアルな世界との強い結び付きを持ち込んだことにあると思っています。

 リアルに存在するビジネスをインターネットでのビジネスに置き換えるタイプの ビジネス以外で、今のインターネットにおける、いわゆる新規ビジネスに限界が 見え始めていると言う見解に立つと、 その原因は「不明瞭な人格」なままインターネット上で個人を扱ってしまおう としていることに起因しています。
 すみません。小難しく言おうと努力して失敗しました orz

 要はどこの馬の骨ともわからない、極めつけは正確な人数すらわからない ただのトラフィック相手に金を稼ごうというところに無理があるのです。
 だからといって「おまえ、よくわかんねぇから相手しねぇ」では子供の喧嘩で、 また子供の喧嘩ですめばそれはそれでいいのですが、 今現状ではそれではビジネスが前に進まないことがほとんどです。 それを考えると「しっかり個人情報を登録しないと機能しない」という Facebook は、 これだけ人が集まってしまうとそのサービスを越える価値を 見いだす可能性があるのです。

 つまりたとえばなんですが、サービスとして Facebook に 登録された情報を開示しない 個人にはサービスを提供せず、その開示された情報の信憑性をもって サービスを提供すれば、かなり確かな(少なくとも今よりは確かな) 個人とのやりとりが可能になると考えます。

 では特定多数を相手にできるプラットフォームがあればどんなことをして どんなサービスの展開が考えられるか?
 あまり具体的なイメージではないんですが、 それとなくなんかできそうなアイデアは最近、ちょっとできたので その出来・不出来を問う意味で次回はこれを文章にしてみたいと思います。