「 Intelligent Application Manager #1 」 からの続き)
 こういうトラブルの際、 Windows 自体がフリーズするならドライバなどが原因だと思って、 切り分けを始めるのですが、今回のトラブルの場合、たちの悪いことに止まるのは パッチインストールのプロセスだけ。
 プロセスを強制的に止めようと、タスクマネージャーを見てみてわかったのですが、 この症状が発生しているとき、 winmgmt.exe と言うプログラムが、 CPU リソースを食い尽くしていました。
 そこでまずはこの winmgmt.exe を止めてみようと思いましたが タスクマネージャーからは止まりません。エラーが出ます。
 いろいろ調べて、コマンドプロンプトから止める方法も試してみましたが、 止まりません。
 しかし、ここで新しい手がかりに遭遇。コマンドプロンプトからの停止を試みると、 Intelligent Application Manager(IAM) が停止できないので、 winmgmt.exe 自身も停止できないという旨のメッセージが表示されました。

 この IAM とは何かと調べると、 プラットフォームドライバのインストールが終わった後に、 インストールするかどうかを尋ねられた「 Network Access Manager 」に含まれている、 アプリケーションごとに Active Armer の振る舞いを制御するための プログラムだと言うことがわかりました。 と言うことで早速、この Network Access Manager をアンインストール。 再起動した途端、Windows Update が開始され、すべてのパッチが問題なく当たりました。 この後も winmgmt.exe が CPU リソースを食い尽くすと言うこともなくなりました。
 当然のことながら、これをアンインストールしても プラットフォームドライバとしての機能に問題はありません。
 なんだこりゃ?って感じです。
 この Active Armer って機能が気になって、SLI なんて使用しないのに、 わざわざ nForce 570 Ultra ではなく nForce 570 SLI の マザーボードを選択したというのに、トラブルの元にしかならないなんて… 今度、マザーボードを買うときは nForce 570 Ultra で十分なようです。