「 ソフトバンクの 2011 年秋冬モデル、 Android 端末 9 機種を発表」ケータイ Watch より)

 春夏モデルの大々的な発表が自粛されたこともあるでしょうが、 ソフトバンク の 2011 秋冬モデルのラインナップを このようにそろえられると、意外に充実、卒もないなぁと思います。

 うがった見方はいくらでもできるでしょうが、 毎年毎年、海外で iPhone の販路で動きがあるたびに、 日本でも「一社独占崩壊か?」と騒がれますが、 ソフトバンク 自身も当然、 いつまでも iPhone を独占していられるとは(たぶん)思っていないはずです。
 逆に iPhone の販売でまだ勝ち戦ができているのであれば、 そんなに焦って日本仕様の Android をそろえる必要もなかったわけで、 特に ドコモ 端末として数世代開発して、 ある程度ノウハウがたまったメーカーに そろそろ ソフトバンク 向けの端末も 用意してもらうには頃合いだともいえます。

 iPhone 優遇の販売施策を採ってきた ソフトバンク が 今更、 Android 端末といっても苦しいのでは…といわれてましたがそんなことはない、 日本メーカーも(無視できない数を)売ってくれるのであれば、 ほいほい端末は提供するわけです。

 ただ、一般的にスマートフォンが売れるようになってきたとはいえ、 やはりその新しい使い方を広めていくのは IT リテラシーの高いアーリーアダプタと呼ばれる人たちで、 そういう人たち向けには「テザリング」はやはり魅力的な機能であるはずです。
 ソフトバンク はテザリング機能を 提供する様子はなさそうですが、どうするんでしょうか? もし日本のキャリアがテザリング機能を解放した iPhone を販売することになったら… これが今の ソフトバンク にとって 最悪のシナリオではないかと思っています。