さて、マイ MacBook Air を Mac OS X 10.9 Mavericks にアップグレードしてから、 Linux 上で Samba を動作させて構築している 自宅のファイルサーバーとのファイルのやりとりが極端に遅くなった問題に対して、 解決に向けて一筋の光明が見えました。

 これまでの Mac OS X では AFP(Apple Filing Protocol) が最優先だった ファイル共有のためのプロトコルが、 10.9 Mavericks 以降、 SMB2 に変わっていたのが原因っぽいと言うことで、 Samba に SMB2 をしゃべらせられないかと調べてみたところ、 バージョンが 3.6 以上であれば SMB2 が実装されていることまでわかりました。
 ただし、初期設定では有効にはなっていない機能なので、 これを有効にしてやらなければなりません。

 そこで CentOS 6.x で動作している我が家のサーバーですが、 まずはこれの上で動作している Samba のバージョンを調べてみました。
rpm -q samba
 上記のコマンドを実行してみると、 インストールされている Samba のバージョンは 3.6.9 と言うことがわかりました。
 SMB2 がしゃべれるバージョンです (^^)b

 そこで /etc/samba/smb.conf の global セクションに
max protocol = SMB2
と言う設定を追記するとデフォルトでは有効になっていない SMB2 プロトコルでの通信機能が有効になります。 この変更をしてから、
service smb restart
として、Samba を再起動します。

 これでファイル共有のパフォーマンスが劇的に改善するはずと、 マイ MacBook Air から喜び勇んでアクセスしてみると… あれ?変わんねぇ!?

 おわかりの方もいらっしゃるかと思いますが、 Mac 側で接続しっぱなしで、 Samba だけ再起動すると、 どうも SMB でアクセスしっぱなしになるようです。
 一度、 Mac 側で接続を切って、再度、接続し直すと SMB2 でアクセスするようになります。

 で、その結果。。。おぁ!は、早い!!明らかにアクセスが早くなりました (^^)b
 ってことは、これで Windows 機からでもアクセスが早くなる!?。。。 ん!?あんまり変わらん気がする… (_ _;;;>

 ま、対 Mavericks に関しては効果覿面です。 同じお悩みをお抱えの方、是非お試しください (^^)/

Ellinikonblue.com Weblog 「 Mac OS X 10.9 Mavericks にしてファイル共有が遅くなった人いませんか?」