先般、機種変した W41CA ですが、そろそろ使い始めて一ヶ月経ったので、 その使い心地をちょっとまとめて紹介します。

 まず使い始めてすぐに感じることは、EzWeb/EzMail などが速いこと速いこと。 もうびっくりするくらいのレスポンスの早さです。 端末側の処理チップも高性能なものが採用されているものとものと思いますが、 個人的な感覚だとこれは CDMA 1X WIN 回線の帯域幅、 レスポンスの早さに大きく起因しているように思います。
 このレスポンスの早さだけで、携帯の画面サイズに収まるミニチュアコンテンツでも 便利だと思えてしまいます。 正直、携帯コンテンツサービスに関するイメージが変わりました。

 LISMO というか au Music Port も試しました。 ちょっと前から PC 経由で着うたフルが購入でき、これが便利、と言うか良心的。
 着うたフルでミュージックライブラリーを構築しようなどとは さらさら思いません が、 通常、着うたフルは一曲 300 円前後する上に、そのデータをダウンロードする際、 数百円のパケット通信料が発生していました。 au Music Port でのダウンロードを試したとき、 実際にダウンロードする段階で携帯電話を PC に接続する必要があって、 このとき PC と携帯電話端末が通信を始めますが、 これは携帯経由でダウンロードするためではなく(そうだったら切れてました (^^;> )、 単に認証キーと使っているだけで、ダウンロード自身はインターネット経由で行われます。 これでパケット通信料大幅削減です。
# ただ 1X WIN 機の場合、この理由とは別に最低でも ダブル定額 ライト に入っておくべきだと思いますけど。

 さてさて端末本体に対して。
 これまで結構長い間くるくるぴっぴの ジョグダイヤル機を 使っていた ため、通常の十字カーソルキーに変わることに若干の不安を覚えました。 正直、今でも「ジョグダイヤルの方が簡単だよな」と思うシーンは多々ありますが、 何とか我慢できる範囲で収まっています。
 その理由としては、文字入力時の ATOK の賢さ、画面が大きいことと Flash を多用している メニュー画面のできの良さに起因しています。 特に ATOK の賢さは秀逸。さすが。ここまで来ると職人芸のレベルです。
 また昨今の端末にありがちなバグ対策でも、ケータイアップデートと言う手段が用意されています。 幸か不幸かこれも経験し、アップデート中は 20 ~ 30 分、端末を使用できない状態になりますが、 それでもショップに持ち込まなくても良くなるなら、これはこれで便利だと思えます。
# バグがないのが一番だとは思いますが、それは不可能に近いと言うこともよく分かるので。

 一番不安だった部分(操作系)も程度我慢できる範囲内だったこともあって、 まったく満足かと言えば、残念ながらそうでもありません。
 まず折り畳み端末でありながらディスプレイ側を閉じたときに背面ディスプレイがない と言うのが相当に不便です。
 最近流行の二軸ヒンジ採用機でしたので 購入時はあまり気にしませんでしたが、 たたんだ状態でディスプレイ側を見える位置にした状態で、 表示が消えないように設定すると大画面が仇になって、 電池の消耗が激しすぎます。 普段、現在時間確認は携帯電話に頼っている人には、これは厳しい。 辛うじてサイドにあるカメラモード時のシャッターボタンを押せば、 画面が復帰するのですが、このボタンが誤動作防止のためだと思うのですが、 親指では非常に押しにくい。
 またこのサイドボタン群は、これだけでほとんどの操作はできるようで、 着信直後のメールは確認まではできるのですが、過去メールの確認ができない。 これは意外に大きな不満。
 それともう一つ、おサイフケータイとして利用する際、 このディスプレイが見える状態で折りたたむと、Felica ロックを解除できない。 パスワード入力画面までは呼び出せるのですが、 よくよく考えるとパスワードを入力するには、結局端末を広げないといけません。 これはいただけない。

 まだまだ使い方をすべて理解しているわけではないのに、 つらつらと不満も述べましたが、ひっくるめてお勧め度は 70 点と言うところでしょうか? おおむね満足しています。

「 au 、 W41CA のケータイアップデート開始」ケータイ Watch より)