てじまみ 「 Windows のインストール中に『このコンピューターのハードウェアで動作するように Windows を構成できませんでした』」

 Intel Core i5 3450(Ivy Bridge) + ASUS P8H77-M PRO という組み合わせで、 二年前に組み立てたうちのメインのデスクトップ機ですが、 メモリーもハードディスクも先代の PC から流用したもので、 特に HDD は容量が今時、実容量で 500GB しかありません。
 またそのとき組み立てて以来、インストールしてから Windows 7(Home Premium 64bit) も インストールし直したことがありませんでした。

 ホームネットワーク上に大容量の NAS(Network Attached Storage) を用意していても、 デスクトップにはそこそこ容量が欲しいもので、 去年、 NAS4Free でストレージを集約、容量を拡張した際に、 2TB の HDD が 2 発余ったもので、将来的にミラーで運用している外付けストレージも 2TB x4 での RAID-Z に移行するために置いておこうかとも思ったのですが、 いつになるかわからないものにリソースを余らせててももったいないし、 昨今、 2TB くらいなら価格も安いので必要なときに買い直せばいいやと言うことで、 これを使って、デスクトップの再構築をすることにしました。  二年前に今のデスクトップを組み立てたとき、 ローカルの HDD はミラーリングしようとしたため、多少苦労するかとも思ったのですが、 まったく引っかかることもなくインストールできてしまい、 さすが Intel のプラットフォームだと 感心したことを覚えていて、 今回も Windows のインストールにはなんの苦労も必要ないだろうと高を くくっていたら…

「このコンピューターのハードウェアで動作するように Windows を 構成できませんでした」

 ここぞとばかりにマザーボードの BIOS もアップデートをして、 新しい HDD に入れ替えて RAID も組み直し、 Windows 7 のインストールもがんがん進んで、 最後の最後でこのメッセージが出現しました orz
# 組み込んでいた拡張カードなんぞも全部取り外してもう一回やりましたが、 一緒でした o...rz

 なんじゃそら?
 出てきたメッセージをそのまま Google さん に 聞いてみると、出てきたのが上記の記事。
 上記の記事には比較的新しい Intel の プラットフォームで RAID を構成して、 SP1(Service Pack 1) の適用されていない Windows 7 を インストールすると、 Intel Rapid Storage Technology(IRST) のドライバを使わないと エラーになるとなっていますが、うちの場合、以前に構築したときはなんのトラブルもなく インストールできていました。

 他のページを見ると、どうもうちの場合の原因はプラットフォーム(チップセット)ではなく、 HDD のようで、昨今の HDD は AFT(Advanced Format Technology) という セクターサイズが大きくなっている( 512 バイト→ 4096 バイト)ものがほとんどだそうで、 このタイプの HDD に SP1 の適用されていない Windows 7 を インストールしようとするとやはり同じエラーが出るようです。

 Windows 7 インストール時にこのエラーを回避する方法は二つ。
  1. てじまみ さんちで 紹介されている方法と同様、事前に IRST の最新ドライバを用意して、 インストール開始前に読み込ませておく
  2. SP1 適用済み Windows 7 のインストールディスクを使う
 幸いうちには Home Premium だけでライセンスが 2 本もあって (^^;A 、 しかも DSP 版のインストールディスクが SP1 適用/未適用と各個一つずつあったので 2. の方法で、 SP1 適用済みのディスクを使って、 プロダクト ID は同じ Home Premium の未適用版のものを使う(これでライセンス認証は通りました)ことで 無事インストールできました。
 これがおそらく一番手っ取り早い、インストール時の解決方法だと思います。
# バックアップからのリストアだとこの方法は使えないんじゃないかなと…

 えぇインストールはできました。。。だが苦労はここで終わらなかったんですな、今回は… orz

Ellinikonblue.com Weblog 「 Intel Core i5 3450 + ASUS P8H77-M PRO 」