Raspberry Pi 2 で動いてしまった Fedora 21 Xfce Spin 。

 さて、そもそもこのちっこい Raspberry Pi 2 で Linux を動かして何をしようとしていたか、 簡単にいうと、NAS(Network Attached Storage) アダプターにしたかったのです (^^)b

 うちでは NAS4Free でストレージを集約していて、 かつ VMware vSphere Hypervisor (ESXi) 上にファイルサーバーをしている仮想マシンがいると言う環境なので、 物理的に USB で外付けの機器( USB 接続のスティックメモリーやハードディスク)を繋いで、 一時的に共有すると言うことが、結構面倒なのです。
# ESXi で USB パススルーを設定するとか、 NAS4Free を一時的に設定を変えて直接共有するとか…

 もっと簡単に…繋ぐだけ機器を繋いだら、あとは GUI でリモートでちょこちょこっと… そう考えたとき、Raspberry Pi 2 を使えばできそうな気がしたのです。
Image:Computer/20150225RaspberryPi2-1.jpg
 そこでまずは GUI でのリモート操作を実現するために、 xrdp を導入しました。
 GUI でのリモート操作を実現するために、 以前は VNC を使っていたのですが、最近のディストリビューションでは、 以前の設定手順でうまく動かないことが多くなってきたために、使っていませんでした。
 また最近は Windows をインストールした ESXi 上の仮想マシンに リモートデスクトップで接続することが多いため、 いっそ Linux もこれで接続できれば便利に違いないと、 今回は xrdp のインストールにチャレンジしました。

 パッケージはそのまま yum でインストールできるものを使いました。
# sudo yum install xrdp
 次にデーモンを起動(システム起動時にも自動起動するように設定)して、 ファイアウォールにも穴を開けます。
# sudo systemctl start xrdp.service
# sudo systemctl enable xrdp.service
# sudo firewall-cmd --permanent --add-port=3389/tcp
# sudo firewall-cmd --reload
 あと最後に Xfce を使った場合、 インストールした xrdp のパッケージでは、 ログイン時にウインドウマネージャーを起動してくれないので、 xrdp でログインするユーザーごとに、 そのホームディレクトリに .Xclients ファイルを作成します。
# cd
# echo "startxfce4" > ~/.Xclients
# chmod +x .Xclients
 これで Windows 端末からリモートディスクトップでアクセスすると、 xrdp のログイン画面が表示され、 ID とパスワードを入力すると、Xfce の デスクトップに繋がるようになります。

 ただし、この時点ではリモートデスクトップでログインすると、 キーボードが英語配列で認識されますので、これへの対処法は 日本 xrdp ユーザ会 のページにある 「キー配列について」と言うドキュメントご覧下さい。
# 他の Linux 環境にも xrdp のインストールにチャレンジしたので、 このあたりの結果も踏まえて、後日、別途記事にまとめます(たぶん (_ _;> )

 これでひとまず、 Raspberry Pi 2 へ リモートデスクトップでアクセスできるようになりました (^^)v
 さて次は Samba の設定します。。。 (つづく ^^ ) Ellinikonblue.com Weblog
「 Raspberry Pi 2 のおいしい食べ方: Fedora Xfce Spin #1 」
「 Raspberry Pi 2 のおいしい食べ方: Fedora Xfce Spin #2 」