「 キヤノン、同社初のミラーレスカメラ『 EOS M 』。 APS-C センサー採用」 ~マウントアダプターで EF レンズ装着可能 ( デジカメ Watch より)

 ちょっと前から噂になっていた キヤノン の ミラーレス一眼「ミラーレス EOS 」EOS M が 発表されました。
 まぁとうとう キヤノン からも出ました。 というところです。  ちょっと目新しいなぁと思ったのは、 ダブルレンズキットには マウントアダプター と ストロボ( スピードライト 90EX )が付属するところ。 確かに内蔵でなければストロボはセットになってた方がいいかもな…と思います。

 問題というかいろいろ思うところが多いのは マウントアダプター の方。
 確かにすでに キヤノン レンズをお持ちの方にとってみれば いいのでしょう。
 フォーサーズ陣営はともかく、同じくレンズ資産を保有している人が多いはずの ニコンNIKON 1 を発売するときなぜこのセットを用意しなかったのか? 不思議なくらいです。  ただこれにしても、すでに キヤノン レンズを 多数保有しているユーザーに対して、 EOS M を売り込んでいくには有効でしょうが、 この EOS M から入ってくる新規ユーザーにはどうだろうなぁ?

 メーカー側としては、
EF マウントレンズを使用している EOS M ユーザーは、 EOS にステップアップする際に EF レンズ資産を活用できる点もメリット。
という論理を繰り出しますが、ステップアップした時点で EF-M マウントレンズは 使えないんですよね?だったら最初から EOS でよくね?
 またスタイリッシュで高画質、コンパクトっていうのでミラーレスを購入したユーザーって、 あまり追加のレンズを買わないって聞いたことがあって、 このステップアップ論理って検証したことあります? というのがいつも疑問に思うところ。

 それに携帯からスマートフォンと時代が移ってきて、 いよいよフォームファクター的自由度は(携帯よりは)高いスマートフォン内蔵のカメラって まだまだ光学周りは改良の余地があると思っていて、もしこのレベルが上がってきたとき、 果たして必要とされるのは今のミラーレスか?というと…個人的には疑問です。

 ちょっと話が脱線しそうなので、 キヤノン に限定して話をすると、 例えば、EOS Kiss X6i なんかをベースに、 現状の形状をかなぐり捨て APS-C ミラーレスにして EF-S マウントをそのまま使えるよう小型化を極める道って 本当になかったのでしょうか?  キヤノン にしろ、 ニコン にしろ、 見栄えだけにとらわれて道を踏違えているような気がするのは、 私が時代に乗れていないだけでしょうか? f^^;

「 数字で見る『カメラ市場へのスマホの影響』」WIRED.jp より)