前回、なぜ あのような 考察 をしたかというと、 この明らかに最悪のタイミングで、サブのデスクトップの更改 (自作機のため、更改と言っても主要部品の入れ替え) を考えているからです。 最悪のタイミングと分かっていながら、それに踏み切る以上、 あわよくば Windows Vista Ultimate Edition が動作する スペックの最低ラインを想定して、購入する商品を決めたいと思ったからです。
# 【注】やめると言う選択は、残念ながらない (^-^;;;>

 さて、その最低基準と考えられる先述の エプソンダイレクト が発表した Windows Vista Capable PC のスペック的な要件を抜き出すと以下のようなものになります。
  • Pentium4 630(3GHz)
  • i975X Express + ICH7R
  • DDR2 SDRAM 512MB(PC2-5300/Dual Channel)
  • 80GB HDD(SATA II)
  • GeForce 6600GT 128MB
 GPU 以外は、普通のミドルクラス機のスペックです。
 AMD プラットフォームで自作すると考えていますので、 以下のスペックがあれば上回れるでしょう。
  • Athlon64 3200+(2GHz)
  • nForce4 SLI
  • DDR SDRAM 512MB(PC3200/Dual Channel)
  • 250GB HDD(SATA II)
  • GeForce 7300GS 256MB
 チップセットに関しては、注意することはないと思っていますが、 PCIExpress/SerialATA II 対応(現状 SATA II でなくても良いとは思いますが…)で、 各 I/O 十分な帯域幅を確保できれば十分かと思います。 特にこれが縛りになることはないでしょう。

 メインメモリ回りは Intel プラットフォームが DDR2 で AMD プラットフォームが DDR となり、 帯域幅に隔たりがあることが気になりますが、 このクラスのシングルコア CPU では DDR2 の帯域幅は使い切ることなどないでしょうし、 Athlon64 の場合は CPU 側にインターフェイスがあり、そもそもレイテンシが低いので、 多少帯域が狭くても隠蔽してくれます。 これは、このクラスの対 Pentium4 機とのベンチマークなどを見ても、 さほど差が出ないことからも明らかです。 重要なのは使い切れないほどの帯域幅ではなく、十分な容量と判断し、 実際 Vista をインストールするときは、現状のメインのデスクトップで使っている メモリ (PC3200 1GB Dual Channel) と載せ替えます。

 さて最後に問題のグラフィックアクセラレータですが、 現時点で DirectX 10 ハードワイヤードな GPU が存在しない以上、 Vista Spring Refresh がかかった時点で、 DirectX 10 対応の GPU 搭載カードに載せ替えることを前提としています。
 それでも Vista 登場時には曲がりなりにも動く スペックを確保したいところ。。。 オフィスで CTP 版の Vista が i945G 内蔵 GPU や RADEON X1300 128MB クラスでもあまりレスポンス的に変わらず動いているところを見ると、 パイプの数云々より、 画面情報をバファリングするために十分なメモリ容量を確保する方が重要だと認識しています。
 GeForce 7300GS なら DirectX 9 はハードウェア実装ですし、 256MB をオンボードで確保し、それでも足りないときは Turbo Cache が効きます。 対 GeForce 6600GT ではパフォーマンス的には落ちる (場合によっては 6200 とトントンって話もある)でしょうが、 搭載カード 1 万円前後と爆裂安いと言うのが何より魅力。 これならいざとなったら載せ替えても痛くない。

 こんなところかなと思います。
 大体具体的な製品の目星もついているので、あとはいつ買うかだけの問題です。 当面は 2000 Professinal を入れて使うつもりです。 そのパフォーマンスは実際、購入して組み立ててからのお楽しみということで。。。