「 ドコモや東芝、Windows Media 陣営に MS の“対 iTunes ”策」
「 Windows Media Player 11 β 日本語版公開」
「 東芝、ワンセグ録画も可能な gigabeat V シリーズ」
(すべて ITmedia より)

 確かにデバイスとして iPod しか選択肢が無く、 もっとあれもこれもの機能が付属しているものを欲する人もいるでしょうし、 iTunes にしても Mac オリエンテッドなアプリケーションですから、 Windows Media Player の方が、 Windows 上では使いやすいという人も多いでしょう。
 サービスにしても、日本の場合、レーベル各社様々な思惑の元に、 提供される楽曲に偏りがありますから、自分の趣味にあった楽曲の品揃えがあったり、 サブスクリプションサービスであれば、総合的にみた場合、コスト安になる方もいるでしょう。
 そう考えると、一つのプラットフォームの元に、多数のデバイスメーカー、 多数のサービスプロバイダが集まるというのは、 この多様化の時代にあってもいい選択肢だとは思います。

 個人的にも新しい Windows Media Player は 悪くはないアプリケーションだと思いますし、 Windows Media で提供される サービスを渡り歩けば、ほしい楽曲も(値段はまちまちにしても) 手に入ります。実際、デバイスとしてもワンセグもみることのできる gigabeat V も魅力的ですし、 MCE2005 が 自宅では稼働していますから、 これとの相性も考えた場合、さらに魅力的に感じます。  うまく軌道に乗れば、非常に魅力的なエコシステムができあがると思いますが、 これまで同様の連合がうまく機能していない事実があって、 さて今回のてこ入れでうまく回り出すかどうかというと疑問だなぁ…と思わずにはいられません。
 もちろん iPod ユーザーとして 贔屓目がないとは言いませんが。。。

 日本には「三人寄れば文殊の知恵」などということわざがあり、 実際、なるほどと思うことはあるのですが、これまでの経験から 「三人寄ってもモ○チッチ」ってこともまた真実なんですよね。
 文殊の知恵を紡ぎ出すには、集う一人一人が 1 以上の力を持っていないとだめなんです。 1 以下のパワーが寄せ集めて掛け合わせても…簡単な算数の問題ですよね。

 結局、日本でどのように回り出すかは、テクノロジ云々よりそれらに肩入れすることもなく 公平にレーベル各社が音楽配信に対して本腰を入れるのは いつかと言うことにかかってるように思います…癪ですが。