環境さんぷる 「 NAS4Free 9.1.0.1 で phpVirtualBox と VirtualBox 4.2 系 を使う。」

 話の発端は、たまたま読んだ 9.2.0 リリース時の FreeNAS の記事に 「 Linux Jail 」という初見の言葉を見たことでした。

 私の頭の中では jail とは、 主に FreeBSD で使われる仮想化機構となっていて、 Linux にも Linux-VServer など類似した仮想化技術はありますが、 そもそも FreeBSD がベースの FreeNAS で「 Linux jail 」ってどういうこと? 何それ??となったわけです。

 そういう訳でよくよく調べてみると、 FreeNAS は jail 環境で動作する Linux ディストリビューションを組み込むことができるのです。

 今、ストレージサーバーと仮想化ハイパーバイザーで 自宅環境を集約することを考えているので、ぜーんぶストレージサーバーに集約できるのは、 ちょっと魅力的だなと思ったわけです。

 NAS4Free でも同じことはできないのか? と思って調べてみたのですが、これが同じ FreeBSD を ベースにしていながらできません orz
 しかし、 NAS4Free にも VirtualBox とこれを GUI で管理するためのフロントエンド phpVirtualBox を セットで拡張 (EXTENTION) として組み込むことができるようで、 そこで見つけたのが上記の記事。

 これはちょっと魅力的なソリューションです。
 ただ過去、 KVM で集約した環境を構築したことがあるのですが、 いざ運用してみるとあまりにも煩雑で結局、単純な構成に戻した経緯があります。
 こういうものもあると言うことを記憶した上で、 ちょっと真剣に我が家のバックエンド環境の将来構想を整理した方が良さそうです。

「 FreeNAS 9.2.0 登場」マイナビニュース より)