Ellinikonblue.com Weblog

夢は夢のまま終わらせない…

Posted on Apr 23, 2007 at 22:00

結局、CUPS も 1.1 で。。。

 玄箱 の etch 化の後始末、 squid の方は、 きれいに片がついたので、次は CUPS の方に 取りかかったのですが、これが全くうまくいかず。 調べてみると CUPS の v1.1 系と v1.2 系では設定が異なるらしく、 v1.1 系の設定ファイルを v1.2 系に引き継ぐとトラブルのもとになるようです。
 では v1.2 系を位置から設定してやる!と格闘を始めたのですが、 これが全くうまくいかず。。。どうしてもプリンターと通信ができませんでした。

 仕方なく squid の時と同じく ダウングレードしようと CUPS の アンインストールを始めると、 libcupsys2-gnutls10 v1.2 をアンインストールすると依存関係上、 samba v3.0.24 も アンインストールしなければならず、 再度、samba v3.0.24 を インストールしようとすると、libcupsys2-gnutls10 v1.2 を要求するので、 CUPS も v1.2 系をインストールしなければならなくなりました。これでは元の木阿弥 orz
 結局、CUPS を v1.1 系に戻すのと同時に、 samba も v3.0.14 に戻さなければならなくなり、それをどうこうしているうちに 今度は Windows 端末から一般の共有ディレクトリにはアクセスできるのに、 ホームディレクトリにはアクセスできないという不可解な事態に陥り…無間地獄 (T-T)

 夜中までかかって CUPS v1.1 系、 samba v3.0.14 の 再インストール、再設定を完了し、 ホームディレクトリにアクセスできないと言う問題は、すべての作業を終えてから、 Windows 端末側を再起動してアクセスすれば難なくアクセスできるようになりました。
 疲れた o...rz

 もう当面 玄箱 側は触らないことに決めました。 そもそも etch では推奨されない 2.4 系のカーネルで動いていることに無理があります。 とりあえず、2.6 系カーネルで動いている HS-DHGL を etch 化して安定するようだったら、 早々と我が家のメインサーバを HS-DHGL に 移行することにして、 玄箱 はサブとして再利用か、 現役引退の道を考えることにします _(T-T)_

Posted on Apr 22, 2007 at 17:11

squid はアップデートさせないで

 玄箱etch へアップデートをかけてみた ところ、以下のような問題が発生しました。
  1. usbmgr のインストールが完了しない
  2. squid で エラーが発生して動作しない
  3. プリントアウトできなくなった
 usbmgr の方は、一度アンインストールして、 入れ直すとうまくインストールされました。
 次に squid ですが、 以下のようなログが syslog に残っていました。
Apr 21 12:43:05 server squid[580]: Squid Parent: child process 643 started
Apr 21 12:43:05 server (squid): comm_select_init: epoll_create(): (38) Function not implemented
Apr 21 12:43:05 server squid[580]: Squid Parent: child process 643 exited due to signal 6
 どうも epoll_create と言う実装されていない関数の呼び出しで失敗しているようです。 これをキーワードに調べてみると、 squid 2.6 から epoll() と言う関数を使うらしいのですが、これが Linux Kernel 2.6 からの機能で、 玄箱 のカーネルは 2.4 系ですから、 これでは動くはずもありません。
 と言うわけで、以下の手順で squid 2.5 系の パッケージをインストールし直しました。
cd /tmp
apt-get remove squid
apt-get remove squid-common
cp /etc/squid/squid.conf .
dpkg -P squid
dpkg -P squid-common
wget http://security.debian.org/debian-security/pool/updates/main/s/squid/squid-common_2.5.9-10sarge2_all.deb
wget http://security.debian.org/debian-security/pool/updates/main/s/squid/squid_2.5.9-10sarge2_powerpc.deb
dpkg -i squid-common_2.5.9-10sarge2_all.deb squid_2.5.9-10sarge2_powerpc.deb
cp squid.conf /etc/squid/
 しかし、このままでは apt でアップデートを行うたびに squid の 最新版がインストールされてしまいます。 そこで /etc/apt/preferences として以下の内容のファイルを作成しておけば、 これを回避することができます。
Package: squid
Pin: version 2.5*
Pin-Priority: 989

Package: squid-common
Pin: version 2.5*
Pin-Priority: 989
 これで squid の 問題は解決。次は CUPS を 何とかしなければ…
Posted on Apr 21, 2007 at 22:49

まずは玄箱を etch 化…失敗 orz

 先般、 やっと リリースされた etch Debian GNU/Linux 4.0 )に、まずは coLinux 環境の方からアップデートしてみたところ、とりあえず難なくアップデートできましたので、 今度は 玄箱 の方を試してみました。  とりあえずうちの /etc/apt/sources.list は以下のようになっていて、 ふつうに apt-get update してから apt-get dist-upgrade をかけるだけで etch 化はお気軽に開始できます。
# Security
deb http://security.debian.org/ stable/updates main contrib

# Stable
deb ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian stable main contrib
deb ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian-non-US sarge/non-US main contrib

# Sources
deb-src ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian stable main contrib
deb-src ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian-non-US stable/non-US main contrib
 膨大な量のパッケージがダウンロードされ次々とインストールされていきます。 いくつかアップグレードされるパッケージについて質問はされますが、 基本デフォルトでリターンキーを押すだけでおっけー (^-^)b

 楽勝、楽勝…すべてのインストールが終わって… usbmgr がうまくアップデートしなかったようですが、まぁ気にせず再起動。。。

 usbmgr のインストールが何度やってもうまくいかん orz
 squid が 起動に失敗している orz
 プリントアウトができん orz

 とりあえず、apt で etch 化されたくない場合は、 /etc/apt/sources.list を以下のように変更します (上記で stable となっていた部分をすべて sarge に変更)。
# Security
deb http://security.debian.org/ sarge/updates main contrib

# Stable
deb ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian sarge main contrib
deb ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian-non-US sarge/non-US main contrib

# Sources
deb-src ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian sarge main contrib
deb-src ftp://ftp.dti.ad.jp/pub/Linux/debian-non-US sarge/non-US main contrib
 と言うことで、HS-DHGL は当面、 Sarge のままで。_(T-T)_
Posted on Apr 19, 2007 at 21:47

最近は Firefly と言うそうな

SiteBites Blog 「 mt-daapd 改め Firefly 」

 最近、 Debian 化した HS-DHGL が 安定して稼働しているので、そろそろメインをこっちにして、 現在メインの 玄箱 をサブにして、 こっちでいろいろ遊んでみようかと考え、 以前から興味のあった mt-daapd について 調べていました。
 mt-daapd とは、 簡単に言うと iTunes 用のメディアサーバー機能を 実現するアプリケーションで、iTunes 対応を 謳う最近の LAN 接続型 HDD にはこれが実装されています。 ノーマルで使用する HS-DHGL にもこれが入っています。
 これまでなぜ手を出さなかったかというと、 日本語環境での使用の場合、文字コードの問題があって、 Debian の パッケージを apt でインストールするとこの問題を回避できそうになかったためです。
 ところがこの mt-daapd 、 最近「 Firefly 」と名を変え、 まだ Debian の apt でインストールすることはできませんが、 Debian 用の パッケージは正式版ではありませんが、すでに開発元で配布されており、 これは日本語の問題が解決されている模様。
 と言うことで、ちょっとやる気になっています。

 ちなみに「 Firefly 」とは日本語で「蛍(ほたる)」の意。
Posted on Apr 10, 2007 at 20:35

Debian GNU/Linux 4.0(etch) リリース

 長らく待たれていた Debian GNU/Linux の 4.0 (etch) が 4 月 8 日にリリースされました。 Cooperative Linux をいじっていてアップデートをかけると、 膨大な量のパッケージのアップデートトリガーが上がったので、 気がつきました。
 しかし、 coLinux だけではなく、我が家には 玄箱 と言い、 HS-DHGL と言い、 Debian GNU/Linux に相当環境が依存しているので、 正直アップデートをかけて問題がないか、戦々恐々としてます。 coLinux などはバックアップが簡単だからいいですが、 玄箱HS-DHGL はすでに大量のデータを蓄積していますので、 バックアップと言ってもそんなにお手軽なものではなく、 データだけでなくそもそも動かなくなってもらうと困ります。
 さてどうしたものか…当面、sources.list を sarge に向けておくか… それもなぁ…エンジニアとしての人柱魂がなぁ (^^;;;;;>
# 玄箱 の方はそれでもすでに etch 化している人も多数いますが、 HS-DHGL の方はなぁ…まだ正直怖い。。。
Posted on Apr 05, 2007 at 00:22

KDE たった一日でギブアップ orz

 coLinux 上に構築した KDE 環境たった一日でギブアップです。
 うまくいったと思った kdm の起動ですが、 coLinux を起動し直すと、三回に二回は立ち上がってきません。 立ち上がりさえすればうまく動くのですが、 さんざん設定ファイルをいじくり回したがだめでした。
 daemon.log に残っていたログには /dev/random デバイスが読めない ( cannot read randomDevice ... )とか数行のログが残っているだけで、 原因がつかめず、GNOME の方は 素直に立ち上がるのであきらめました。
Image:20070403coLinuxVNC-GNOME.jpg
 う~ん何でだろう?やっぱり Linux をきっちり勉強しないとだめだなぁ… orz
 とりあえず PukiWiki 側の ドキュメントは GNOME の方だけでも きっちり整理しておくことにします。
 KDE は時間ができたときにまた。。。
Debian GNU/Linux徹底入門 第3版: Sarge対応
武藤 健志 著
( 翔泳社 )
¥2,000
Posted on Apr 03, 2007 at 23:47

coLinux/VNC で X デスクトップ

 coLinuxVNC を利用した X デスクトップ環境ができあがりました。
 GNOME(GNU Network Object Model Environment) と KDE(K Desktop Environment) 一応両方試してみました。

 GNOME なデスクトップはこんな感じ。
Image:20070403coLinuxVNC-GNOME.jpg
 KDE だとこんな感じ。
Image:20070403coLinuxVNC-KDE.jpg
 双方ともディストリビューションで調整されたデスクトップではないので、 フォントの文字が非常に汚かったのですが、設定などをこちょこちょいじってみて、 見るに堪えるデスクトップにできました。
 比較してみるとデスクトップの見栄えとしては何となく GNOME の方がよいのですが、 もともとウェブアプリケーションの実験環境のために整備したもので、 MacOS X のウェブブラウザ Safari のベースになっている Konqueror を使いたいので、 当面 KDE でいってみようと思っています。
Posted on Mar 25, 2007 at 21:07

Cooperative Linux v0.6.4

 何とかノート PC が 復活して 、 またもや UNIX/Linux の仮想環境構築で悩み始めました。
 前回は Virtual PC 2004/2007 で生成した仮想 PC 上に Vine Linux 4.0 をインストールして使っていました。 当然のことながら、まるまる Linux が動いているのですから、 これ以上の仮想環境はないわけですが、 起動時間がかかるという最大の弱点がありました。 ぱっと思いついたことがぱっと試せないのは相当ストレスがたまります。
 ということで今回、Cooperative Linux を 試してみました。
Image:20070325CooperativeLinux.jpg
 これはすごいです。
 何がすごいって、まず起動が早い。おまけにその動作速度も相当早い。
 厳密に言うと手を加えたカーネルが動作しているのですが、それでも Debian GNU/Linux が動きます。その膨大なパッケージが使えるわけですから、 ウェブアプリケーションの開発環境としては申し分なしです (最近は 玄箱/ LinkStation のハックでも Debian を使いますから個人的にもちょうどいいかと…)。
 今回はこれで行ってみようと思います。

 と言うことで、Cooperative Linux の インストールや環境構築の参考になったサイトをまとめておきます。
Posted on Mar 19, 2007 at 00:05

Scalix

「 Ajax を駆使した Web メールとスケジューラ『 Scalix 』日本語版」ITmedia Biz.ID より)

 ハックし終わった HS-DHGL玄箱 HG サーバが担っている機能を移植し終わったら、 これに加えて、いろいろさらに機能をインストールしていこうかと思っている今日この頃、 こんなんもいいなぁと思ったのが、この Scalix
 調べてみるとソースも配布されているらしいですが、 どうだろうなぁ。。。ソースコンパイルが、 HS-DHGLDebian で動作するとはとても思えない…っと。